2012.07.07 カテゴリー:えとSETOら
本日、宮島水族館企画展示室において、「ひろしまの子育てマガジンFunFANFun」キッズオーディションを開催。
参加者全員の写真が9月1日発売のFunFANFun10月号に掲載されるとあって、多くの方が参加。会場は大賑わいでした。
撮影の順番待ちをしているご家族連れ
こっち向いて〜! はずかしいのかな?
オッケー! カメラ目線バッチリ!!
どう?かわいいでしょう〜 私、アイドルみたいでしょ〜
このキッズモデルオーディションは今日(7/7)と明日(7/8)の2日間宮島水族館で行われます。本日(7/7)は106名のお子さまが読者モデルとして撮影されました。当日受付OKなので、明日は宮島水族館へLet's GO
2012.07.04 カテゴリー:生きものダイアリー
今日は皆さんに紹介したい子がいます。
コツメカワウソのオトメです。
この場をお借りして紹介したいと思います。
まだまだ若い子には負けません
とってもかわいいでしょ?
でも、こう見えて、もう良いお歳のおばあちゃん。
普段は裏で静かに過ごしているので、なかなか人前に出ることがありませんが、
餌もたくさん食べて、毎日元気に過ごしています。
そして食べた後は、ぐっすり眠るのですが・・・
その寝姿がさらにかわいい!
それがこれ!
うーん、と背伸びをしています。
ただいま、爆睡中
どうですか?
オトメちゃんは私たちの癒しなのです!
STAFF K
2012.07.01 カテゴリー:えとSETOら
宮島水族館といえば、海のそばにあるイメージがあると思います。
宮島そのものも、海のイメージが強いと思います。
確かに、水族館の裏側は、すぐに海ですね
しかし、ちょっと向きを変えてみると、ご覧のとおり。
水族館の玄関側は、すぐそばまで森が迫っています
水族館の向かい側の森林は、世界遺産に登録されている「弥山原始林」。
宮島には、海と山、両方そろっているんです。
そして今日、ほんの小さな声ですが、森の奥からセミの声が聴こえました。
午前中は大雨、夕方は青空が見えるという不安定な天候でしたが、
夏はそこまで来ているんですね。
STAFF A
2012.06.27 カテゴリー:生きものダイアリー
じめじめとしたお天気が続いていますが、梅雨が明ければ、
待ちに待った夏休みがやってきます!!
みなさん夏といえば何を思い浮かべますか?
海!BBQ!!夏祭り!!!そして、アシカライブ夏バージョン☆
アシカ達は皆さんに楽しい夏休みを満喫して頂こうと、ただ今猛特訓中。
テーマと内容はヒ・ミ・ツ☆
そして、ライブを引き立てる為に小道具などは私達が手作りした物も多いんです。
慣れない大工仕事も今ではバッチリできるようになり、トレーニングに道具制作に
音響にとアシカもスタッフも大忙し。
いったい何ができるのでしょう?
準備は万端。
日々進化し続けるアシカライブ。夏休みはぜひ!!
家族そろって宮島水族館へお越し下さい。スタッフ一同心よりお待ちしております。
Staff Y
2012.06.26 カテゴリー:生きものダイアリー
水族館の研究室から本土側を見ますと,潮の引いた時には西側の干潟に,
数百本の杭が海底に突き刺さっています。
これは,ナルトビエイというエイの仲間が,海底のアサリなどの二枚貝を
食べないようにした防護柵(棒の並び)です。
かなり広い範囲に刺さっています
大きな竹を幅を4−5cmに割り,海底に打ち込んであります。
海底から50cmぐらい立ち上がっています。
このようにして,ナルトビエイが海底のアサリを取りに来ても,竹の杭が邪魔をして
ナルトビエイが近づけなくしています。
エイの類は上下の丈夫な分厚い歯で,二枚貝の貝殻を粉砕して,
軟体部を食べます。
館長
2012.06.24 カテゴリー:水族館のお仕事
じめじめ・・・
ここのところ雨が続き、宮島もようやく梅雨らしくなりました〜。
さてさて本日ご紹介するのは、姿がそっくりな2種類の魚、
赤く華やかなアツモリウオと、地味な色のクマガイウオ。
変わった名前の魚ですが、源平合戦に登場する歴史上の人物に由来しています。
トゲトゲの体に立派な背びれを持つ、武士のような勇ましい魚達ですが、実は泳ぎが苦手なんです。
時々ヒラヒラと舞い上がるように泳ぐこともありますが、普段は胸びれで海底をはうようにして移動します。
武士のイメージからは想像できないちょっとお茶目な一面を、是非みてください♪
手前の赤いのが若武者・アツモリウオ、奥のいぶし銀的なのがクマガイウオです
そんな2種を展示している 企画展”水の中の平家物語”の水槽に、梅雨ならではの問題が…
この2種の魚は、北の海に生息しているので、冷たい海水で飼育しています。
じめじめしているこの頃、水槽のガラスが湿気で結露してしまうんです。
なんど拭いてもすぐ結露…。これにはスタッフもお手上げです。
そこで、結露しなくて魚が快適な水温。その微妙な水温調節を繰り返し、
最終的に12℃がベストだということが分かりました!!
アツモリウオ、クマガイウオもよく餌を食べ、元気に飼育できています!
しっとり梅雨の宮島、見た目にも涼しい水族館でのひと時はいかがでしょうか♪
STAFF N
2012.06.23 カテゴリー:生きものダイアリー
たくさんの魚が暮らすゆったり水槽。1階の正面から眺める水槽は迫力があるし、ずっと眺めていても飽きません。でも、この水槽にはいろんな仕掛けがあるのをご存知ですか?
意外に奥行きがあるのぞき窓。魚に手が届きそう。
たとえば、くらげ水槽の向かい側あたりにある丸いのぞき窓。意外に奥行きがあるので、のぞき込んでみると海中にいるような気分になります。すぐ目の前を魚が横切ったりするのも不思議な感覚。
水槽の真後ろにある窓からは、岩場を好む魚を間近で見ることができます。この場所に棲みついているウツボとは、ときどき目が合うこともあるんですよ! 水槽のあちらこちらにある窓は、どんな場所にどんな魚が棲んでいるのかがひと目で分かるようになっています。
岩の裏側だって、ばっちり見えます。
暗い場所を好んで泳ぐのは、アカマツカサ。
また、ゆったり水槽は自然光が入ってくるので、朝、昼、夕方とそれぞれ雰囲気が違います。
特に光が差し込む晴れた日の昼間は、砂地にゆらゆらと光が漂い、とても幻想的。
ここでは、たっぷり時間をとって、しばし魚の暮らしぶりをゆったり眺めてくださいね。
2012.06.15 カテゴリー:えとSETOら
現在、開催中の企画展「水の中の平家物語」では6つの水槽に平家や源氏に
由来する生物が展示されていますが、その中でも今回はタツノオトシゴについて紹介します。
アマモに尾を巻きつけて餌が来るのを待っています
この水槽のタツノオトシゴ達、今年の1月に開催された企画展「ドラゴンみやじま」にも登場し、
2度目の展示となりました。
前回は、タツノオトシゴが竜の姿に似ていることから宮島の海に住む小さなドラゴンのイメージで
展示を行いました。そして、今回は平清盛が安産のお守りとして乾燥させたタツノオトシゴを
娘に渡したというエピソードから、清盛が実際に見たかもしれない当時の海の姿を再現しました。
タツノオトシゴは宮島水族館とは切っても切り離せない間柄です。
どれがサンゴタツでしょう?ヒント:頭の突起が小さい
また、この水槽にはもう1つの楽しみがあり、宮島周辺の海ではとっても珍しい
サンゴタツとういうタツノオトシゴの仲間を1尾だけ展示しています。
見つけたら、超ラッキー!
企画展は6月末まで、ぜひ探してみてくださいね。
STAFF O
2012.06.14 カテゴリー:生きものダイアリー
前回 水族館だよりにてお話した種名板は、水槽の中の生物をもっと知りたいというお客様に見ていただくものです。
それぞれの水族館で書かれている情報内容は異なりますが、宮島水族館では、生物の絵、名前、学名、大きさ、分布域やその生物の特徴などが種名板には書かれています。
しかし、現在開催されている企画展 “水の中の平家物語” での種名板は、ちょいと一工夫しています。
テーマも部屋全体も和風テイストに仕上がっているので、ならば種名板も♪ということで、五七五七七!
そうです、和歌で種名板を作りました! もしかして日本初の快挙ではないでしょうか?
常設展の種名板
大河ドラマの中で、平清盛は歌会で詠む和歌作りには大変苦労していましたが、われわれも四苦八苦しました。和歌を作るには、国語の授業で習った掛詞、枕詞や対句など様々な技法を入れなくてはいけないのかなぁ・・・・?
いやいや、それでは難しすぎるので、生物の特徴や清盛との関係を盛り込み、心を澄まして気軽に和歌を詠みました。
五七五七七 たった31文字で作る種名板
今回作った和歌は、生物の魅力を優雅かつ風流にお伝えできているのでしょうか?
みなさんも宮島水族館にいる様々な生物を実際に見て、平安貴族さながらに和歌を詠んでみてくださいね♪
では、ここで1首、
五と七で つづる栄華な 平家の名 今も錦を おりなす水面
STAFF O
2012.06.13 カテゴリー:水族館のお仕事
大好評!「水の中の平家物語」も開催13日目を迎えます。みなさんもうチェックしていただけましたか?
6月いっぱいの開催なので、まだご覧になってない方は是非お急ぎ下さい!
さて、企画展示に限らず解説板や種名板(しゅめいばん)の生物の写真は、飼育スタッフが、
1種ずつ撮影しているってご存知でしたか?
種名板の照明も渋っ 竹です竹!(これも手作り)
撮影の際は、被写体となる生物のために水槽や撮影台をセットし、1種につき1時間ほど、
撮影枚数は多いもので200枚を越えます。しかし、その中で使える写真はたったの2、3枚だけです。
まさに生物との根気比べ、ファインダーをのぞきながら無力さを痛感しています。
けれど、いい写真が撮れたときは思わずニッコリ、微笑んでしまいます。
ホワイトバックのゲンジボタル。会心のショットです
主役は、あくまで水槽の中の生物ですが、種名板の写真にも注目してみてくださいね〜
STAFF K