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水族館だより

たったの31文字?

2012.06.14 カテゴリー:生きものダイアリー

前回 水族館だよりにてお話した種名板は、水槽の中の生物をもっと知りたいというお客様に見ていただくものです。
それぞれの水族館で書かれている情報内容は異なりますが、宮島水族館では、生物の絵、名前、学名、大きさ、分布域やその生物の特徴などが種名板には書かれています。

しかし、現在開催されている企画展 “水の中の平家物語” での種名板は、ちょいと一工夫しています。
テーマも部屋全体も和風テイストに仕上がっているので、ならば種名板も♪ということで、五七五七七!
そうです、和歌で種名板を作りました! もしかして日本初の快挙ではないでしょうか?


普通の種名板  
常設展の種名板

大河ドラマの中で、平清盛は歌会で詠む和歌作りには大変苦労していましたが、われわれも四苦八苦しました。和歌を作るには、国語の授業で習った掛詞、枕詞や対句など様々な技法を入れなくてはいけないのかなぁ・・・・?
いやいや、それでは難しすぎるので、生物の特徴や清盛との関係を盛り込み、心を澄まして気軽に和歌を詠みました。

たったの31文字
五七五七七 たった31文字で作る種名板

今回作った和歌は、生物の魅力を優雅かつ風流にお伝えできているのでしょうか?
みなさんも宮島水族館にいる様々な生物を実際に見て、平安貴族さながらに和歌を詠んでみてくださいね♪

では、ここで1首、

                     五と七で つづる栄華な 平家の名 今も錦を おりなす水面


STAFF O



 



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