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水族館だより

ナルトビエイ対策

2012.06.26 カテゴリー:生きものダイアリー

水族館の研究室から本土側を見ますと,潮の引いた時には西側の干潟に,
数百本の杭が海底に突き刺さっています。
これは,ナルトビエイというエイの仲間が,海底のアサリなどの二枚貝を
食べないようにした防護柵(棒の並び)です。

水族館沖干潟
かなり広い範囲に刺さっています

大きな竹を幅を4−5cmに割り,海底に打ち込んであります。
海底から50cmぐらい立ち上がっています。
このようにして,ナルトビエイが海底のアサリを取りに来ても,竹の杭が邪魔をして
ナルトビエイが近づけなくしています。

エイの類は上下の丈夫な分厚い歯で,二枚貝の貝殻を粉砕して,
軟体部を食べます。

館長


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