2012.10.01 カテゴリー:えとSETOら
髪を切らずに撮影した訳は・・・
飼育員・魚類担当/桐山 剛(きりやま・つよし)
TVCM制作のためのオーディションを受けましたが、私は歌はうまくないし、音程も合っているかどうかもあやしかったので、出演はないだろうと思っていたんです。ところが、他のスタッフから「出演者リストに入っていましたよ」と言われ、驚きました。私は裏方の仕事が好きだし、テレビ局の取材があっても、表に出るのはあんまり好きな方ではないんです。
ちょうど撮影のころ、髪が伸びていて切りたかったのですが、周りのスタッフたちにも目立つのは苦手だと言っていたし、「嫌だという割には気合いが入っているじゃないか」と思われると恥ずかしいですので、そのまま切らずに撮影しました。それで、撮影が終わってから速攻で切りに行ったのですが、逆に気合いが入っていると思われたかもしれませんね。
CMがテレビから流れ始め、それを見つけた子どもが喜んでいる姿を見て、仕事を頑張らなきゃ!という思いを強くしました。私は1カ月ほど放映された宮島水族館のTVCMを照れくさくて直視できなかったのですが、子どもはずっと喜んでみていました。
そんなCMだったのですが、水族館の楽しそうな雰囲気が伝わっていて、すごくいいなと思いました。だから、私も同じようないい笑顔でお客様を迎え、CMに負けないくらいの雰囲気のいい水族館にしていけたらと思っています。
「撮影が終わるまで髪を切らなかった私は、意識し過ぎでしょうか(笑)」(桐山さん)
2012.09.29 カテゴリー:えとSETOら
それでは,フジツボの生活史を見てみましょう。
図の左上が海に放出されたノープリウス幼生,その後,成長・変態して
右側のキプリス幼生になり,それが何かの基盤(この場合はプラスチックシャーレ)
に付着変態して成体と同じ形(下の図)になります。
この成体のフジツボは,交尾をして受精卵をもち,受精卵が殻板の内側で
ノープリウス幼生にまで育つと,海に放出します。これが,フジツボの生活史です。
館長
2012.09.28 カテゴリー:生きものダイアリー
ボクを探してみて!? 大作戦
飼育員・海獣類担当/乙木 祐介(おとき・ゆうすけ)
宮島水族館のTVCMでは、ほとんどのスタッフがオーディションを受けて出演したようですが、私はたまたま手が空いていたということで、潜水シーンで山崎さんと一緒に出ることになりました。私は海獣類担当ですが、水槽に潜って作業することもあるので、潜水シーンの出演には問題なかったんです。でも、それは水中に入る前までの話。実際に潜って、CMディレクターの指示を受けるのですが、紙に書いてある字を見てから動くので、どうしてもすぐに反応できずワンテンポ遅れる。OKが出ても、すぐには分からない。また、水中にいて外のカメラに向かってポーズをとるのですが、目標物がないので少しずつ流されて自分が上下左右に移動していると気づかないんです。そういった微妙な位置の調整が難しかったですね。また、足も「まるごと」のポーズをつくるのですが、これが体力的にキツかったです。また、私が入っていた水槽は、宮島水族館で一番大きなゆったり水槽。たくさんの魚類がいるので、撮影前に餌をやって、お腹いっぱいになったところで潜りました。それでないと、魚が好奇心から寄ってきますし、中にはいたずらをする生きものもいますので。(特にカメが・・・)
今回のTVCMの撮影では、私はたまたまの出演だったので、他の水族館のスタッフはほとんど私が出ているのを知らなかったんです。ただ、「潜っているスタッフが乙木かも」と、なんとなくは思っていたようですが。親には、CMに出ることは伝えていましたが、どこに出ているかは内緒にしていました。その方が、面白いでしょ? だから、放映が始まってすぐに「どこに映ってるの?」と連絡があり、そこで初めてネタばらしをしました。
宮島水族館に、今年新しく仲間入りしたトドのヨネタローがなかなかの芸達者。プールサイドで逆立ちをしたりして、お客様を楽しませています。アシカライブでは、アシカのミーチャが大ジャンプを見せてくれます。そんなエンターテイナーが宮島水族館には揃っていますので、さまざまなパフォーマンスを見てやってください。
潜水服姿でも、見つけられて
潜水スタッフ・魚類担当/山崎 進悟(やまさき・しんご)
私は宮島水族館で、一番大きなゆったり水槽をはじめ、スナメリプール、カキ水槽など、水中の清掃を主に担当しています。
宮島水族館のTVCM撮影では、事前にオーディションがあったのですが、私は受けていないんです。もともと水中でのシーンの撮影は決まっていたようで、潜水は私が主にやっているということで役がまわってきました。
撮影の日は、飼育員の乙木さんと一緒に、水中で「まるごと」のポーズをとることになり、潜る直前にCM制作のスタッフの方と打ち合わせ。水中では音が聞こえないので、紙に書いてもらったり、ゼスチャーで指示を出してもらって、ちょっとずつ水槽の中を移動しながら演技をしました。大変だったのは、呼吸だけで浮きも沈みもしない静止した状態を保たないといけなかったこと。ダイビングをされたことのある方だと分かると思うのですが、息を吸うと浮き、吐くと沈みます。ところが、本番では「まるごと」のポーズに合わせて泡を出すというシーンを撮影したいとの要望があったので、おもりを体につけて浮き沈みを調整したりして、結構大変でした。水中にいると長く感じたのですが、終わってみれば5分ほどの撮影で、OKにこぎ着けました。
TVCMでは、潜水服を着て水中にいるので、誰だか分からないとは思うんですが、宮島水族館のスタッフは体型で私だと分かったようです。また、私の仕事を知っている知人は、潜水服で全身をすっぽり包み、水中の中で二人並んで演技していたのに、画面の右側にいたことをピタリと当てられました。TVCMの最後のシーンでは、宮島水族館のスタッフが勢揃いしてポーズをとっているのですが、潜水服を着ていたことがかえって目立つことになってしまいました。
宮島水族館では、ほぼ毎日のように水中に潜って、水槽の掃除をしています。ときどき、アクリル面を磨いていると、手を振ってくれる子どもたちもいます。もし、水槽で私を見つけたら、手を振ってください。でも、水槽をたたくのは、魚たちがびっくりするので、やめてくださいね。よろしくお願いします。
「誰がボクのことを探し当てられるか、楽しみでした」(乙木さん・左側)
「水中での作業は慣れているのに、演技では体力的にも大変でした」(山崎さん・右側)
2012.09.27 カテゴリー:えとSETOら
かなり前に紹介した、ちびっ子アシカのミナミちゃんを皆さん覚えていますか?
今ではたくさん種目も覚えてデビューまであと少し。
上手に弾けるようになったよ!
こんなにお客さんの近くにも行ける様になりました。
横から見るとこんな感じです。
早くみんなにあいたいなあ〜
まだこの姿勢に慣れていないから、ちょっとぎこちないですね。
今は、たくさんの人を見てもびっくりしない様に、できるだけお客さんが見ている時に
練習しています。ミナミちゃんを見かけたら声をかけて下さいね。
STAFF U
2012.09.26 カテゴリー:えとSETOら
人生で一番の笑顔を、連発した日
海獣類責任者兼獣医/滝 導博(たき・みちひろ)
宮島水族館のまるごと1周年のTVCMでは、私はスナメリプールの脇で水族館のスタッフと二人で歌っているんですが、撮っている間中、とにかく私のせいで撮り直しになることのないように、邪魔にならないように、という一心で歌っていました。私は歌が苦手で、普段はカラオケに行ったりしないし、音楽をやっているわけでもないのですが、それ以上に難しかったのが笑顔をつくること。自分では本当に精一杯の笑顔をしているつもりなのに、当日は何度も撮り直しになりました。それで、没になった映像を見せていただくと、確かにひきつった笑顔なんですよね。だから、あの日は意識して人生で一番ではないかというくらいの笑顔を連発しました。OKをいただいたときはホッとしましたよ。CMがテレビで放映され始めてから、隣の家の人に「出てましたね」と声をかけられ、驚きました。出演しているといっても一瞬だし、私が出ていることは分からないだろうと思っていましたから。とても照れくさかったです。
私は海獣類の責任者で、獣医でもあるので、普段は生き物たちの健康状態をチェックしたり、病気になれば治療をするのが主な仕事。もちろん、イベントのフォローや、給餌などもやっていますので、館内の展示側にいることも多いんですよ。
宮島水族館では昨年、コツメカワウソの「アラタ」が生まれました。今はやんちゃ盛りで元気に遊び回っています。メスしかいなかったスナメリプールには、オスの「ゴウ」が仲間入りしたり、トドプールにもオスのヨネタローが仲間入りし、最近、メスのコマチと仲が良いので、こちらにも繁殖に期待が高まっています。宮島水族館には、いつも新しい話題がありますので、何度来ていただいても楽しめると思います。
意外だった、自分の「声」
海獣類担当・専門員/_村 大助(はまむら・だいすけ)
私はもともと宮島水族館のTVCMに出演する予定はなく、オーディションの日も事務所にいたんです。そのとき、CM制作のスタッフさんから「オーディションを受けないんですか?」と聞かれ、その予定がないことを告げると、「ぜひ受けてほしい」と言われ、急きょ受けることになりました。私はわりと体格がいいものですから、見た目のインパクトがあったのでしょうか、採用となりました。
本番では獣医の滝さんと二人、スナメリプールで歌うのですが、私は趣味でバンドをやっているので、歌うことには慣れているし、抵抗はなかったです。ただ、二人で息を合わせて歌ったり、スナメリが浮いてきたところを歌のタイミングと合わせて画面に入れたいという要望もあったりして、何度も撮り直しをしました。また、スナメリプールは自然光が入るようになっているので、日差しが雲で遮られるたびに撮影を中断。太陽が出るまで根気よく待って、撮影は大変だなと思いました。
私は家では仕事のことをあまり話さないので、今回のことも家族に伝えていなかったのですが、妻は友達からの電話でCMに出ていたことを知ったようです。実際にCMをテレビで見たときは、歌は別の人が歌ったのを使ったんだな、と思ったのですが、妻や子どもたちから「お父さんの声だ!」と言われて、そうかと。自分の声なのに、「自分はこんな声なんだ」と、なんだか意外でした。放映が始まってから、いろんな人から「見ました」と声をかけられ、それがずっと続いているような状態で、CMの影響力ってすごいなと思います。
宮島水族館がグランドオープンして1年。旧宮島水族館の時から来ていただいているお客様に、「昔の方が良かった」と言われることもあれば、「新しい水族館になって良くなった」と言われることもあります。私は旧宮島水族館時代からいるので、そのどちらのご意見も嬉しいんですよね。でも、せっかく新しい施設になったのですから、どんな風に水族館が変わったのか、まだお越しいただいてない方には、ぜひ来ていただき、ゆっくり楽しんでいただけたらと思っています。
「これ以上ないくらいの笑顔を作りました」(滝さん・左側)
「スナメリ待ち、太陽待ちで粘り、ベストなシーンを撮っていただきました」(_村さん・右側)
2012.09.24 カテゴリー:えとSETOら
親孝行になった、TVCM出演
飼育員・海獣類担当/上川 真美(うえかわ・まみ)
私はアシカやトドなど海獣を担当していて、アシカライブで舞台に立つこともありますが、主に他のスタッフにライブの指導をしたりしています。餌を作ったり、アシカプールの掃除なども、もちろん毎日行っています。今回のTVCMでは、私のホームグラウンドであるアシカプールで、同じ飼育員の小島さんと一緒にポーズをとっています。
当初、私はTVCMの出演者リストに入っていなくて、前日までは予定になかったんです。ところが、出演するはずのスタッフの都合が悪くなり、私が繰り上げ当選のようなことになって、急きょ出演が決まりました。撮影が始まると、小島さんと息を合わせないといけないのと、カウントに合わせてポーズを決めるのが思ったよりも難しくて、何度も撮り直しをしました。だけど、緊張するほどではなかったですね。人前に出て何かをすることは、普段のアシカライブで鍛えられていますから。また、私は旧宮島水族館時代からのスタッフで、これまでテレビの取材を受けたことも何度もあります。ただ、さすがに生放送だと緊張しますが、今回は編集されるTVCMだったので、少しはリラックスして臨めたのかなと思います。
テレビで初めてTVCMを見たときは、もう「うわ〜」という感じで驚きや恥ずかしさが入り交じった複雑な気分でした。でも、いい体験をさせていただきました。友達から「出てたね、見たよ」と連絡をもらったのは嬉しかったです。家族は大騒ぎだったようで、TVCMを録画して、しかもわざわざCMの部分だけを編集して保存してくれていました。かなり喜んでいましたから、いい親孝行になったかなと思っています。
宮島水族館のアシカライブは、アシカたちのトレーニングを日々行って、常に面白いものにしていこうと思っています。いつ来ていただいても、新鮮なライブを披露していきますので、何度も足を運んでいただけると嬉しいですね。
お蔵入りのはずが、本番のシーンに
飼育員・海獣類担当/小島 由帆(こじま・ゆきほ)
私は飼育員として、主にペンギンやアシカなど海獣類を担当しています。
今回、生まれて初めてTVCMに出たのですが、本番に出る前には何度も歌やポーズを練習しました。それで、振り付けが3パターンあったのですが、最初の1パターン目は、緊張で表情がひきつっていたのではないかと思います。撮影が朝早かったということもあって、最初はなかなか笑顔が出せず、何度も撮り直ししました。その間、CM制作のスタッフの方たちには、いろいろ声をかけていただき、そのうちに緊張もほぐれてきて、意識しなくても笑顔が出せるようになりました。
2パターン撮った後、「これはおまけ」ということで、ちょっとふざけた感じで最後に、もう1パターンを撮ったのですが、出来上がったCMを見てびっくり! なんと、このバージョンが使われていたんです。のびのびリラックスしてやらせてもらったのが良かったのでしょうか。ちなみに、私はアシカプールでフラフープを持ってポーズをとっているのですが、当日着ていたスーツはアシカライブの衣装です。TVCMは宮島水族館のホームページでも流れているのですが、それを見た知り合いから「面白いCMだね」とメールをもらったり、家族にも喜んでもらったりしました。
私は普段、ペンギンの飼育にも携わっているのですが、宮島水族館ではペンギンのふれあいタイムで直接、フンボルトペンギンにふれあうことができます。とても人なつっこくて、お客様がガラス越しに見ていると、とても興味を示して近寄っていくペンギンもいるんですよ。今、お散歩トレーニングもしていますので、頑張っているペンギンたちにも、会いに来てくださいね。
「家族がCMを録画し、編集して保存してくれていました」(上川さん・左側)
「おまけで撮ったシーンが使われていました」(小島さん・右側)
2012.09.23 カテゴリー:えとSETOら
前回の「もうひとつのみやじマリンキッチン」ではアシカ、ペンギンなどの
海獣類の餌をご紹介しましたが今回は魚類の餌を紹介します☆
上が大きなアジ、左からエビ、オキアミ、アミエビ、エビとアサリのミンチ、
中央はイカ、右上からアサリ(大、中)小さいアジ
上の写真が餌ですが、エビやアジは色んな大きさに切られていますよね?
小さいアジ(右端)で言えば丸ごと、二等分、ぶつ切りに三枚下ろし...これはいったいなぜでしょうか?
その答えは1つ1つの種類に合わせた餌を作る為なんです!!
水族館では餌を作ることを調餌(ちょうじ)と言い、餌を与えることを給餌(きゅうじ)といいます。
口の大きい魚たちはアジでも、イカでも、エビでも丸ごと食べてしまいますが、口の小さい魚たちは
大きいままだと食べることが出来ません。そのため一つ一つの魚の口の大きさにあったものを
餌として準備しているんです♪
準備した餌をトレーの上にきれいに並べて準備はOK!
トレーの中はきれいに使いやすく整理して...はりきって給餌に行きましょう!!
たくさん食べてね!
STAFF N
2012.09.21 カテゴリー:生きものダイアリー
まるごと♪まるごと♪の歌い出しで始まる、宮島水族館1周年感謝TVCMは、ご覧になられましたか?
宮島水族館のスタッフが出演していたのですが、放映が始まってしばらく経ったころ、お客様から「CMの人だ!」と声をかけられるスタッフもいたようです。いつもとは勝手が違うCMの舞台裏では、どんなハラハラドキドキが待っていたのでしょうか?
それでは、出演したスタッフたちのエピソードをカットシーンごとにご紹介していきます。なお、宮島水族館ホームページのトップページに、CMの映像とメーキングエピソードを掲載していますので、こちらもご覧ください。
CM女優とよばれて
飼育員・海獣類担当/松崎 純江(まつざき・すみえ)
私は海獣類を担当しています。カワウソの飼育もしているのですが、昨年、宮島水族館で生まれたアラタには、ロープでおもちゃを作って遊ばせたりしていました。今は親と比べるとまだ少し体が小さいですが、それでもずいぶん大きくなり、日々成長を見るのが楽しみです。
今回、宮島水族館が1周年を迎えて、新しくTVCMを放映しましたが、私は一番最初のシーンで他のスタッフと一緒に3人で登場します。撮影当日は、緊張していないつもりだったのですが、撮影データを見せていただくと、顔がひきつっているんですよね。それで、5〜6回は撮り直ししたんじゃないかと思います。でも、CM制作のスタッフの方たちにうまく笑顔を引き出していただいて、なんとか撮影を終えました。
TVCMの放映が始まって、初めてテレビで自分の姿を見たときは、もう直視できなくてすごく恥ずかしかったです。友達の中には見て気づいた人が何人かいて、「CM女優」なんて冷やかされたりしました。でも、データはしっかり保存していますよ。
水族館は、生き物あっての水族館だと思っています。宮島水族館では、さまざまなイベントを行っていますが、そのイベントの主役はなんと言ってもかわいい動物たちです。これからも、生き物たちといい関係を築きながら、いろんなことにチャレンジしたいですし、何度来ても楽しめる水族館にしていけたらと思っています。
オリジナルのポーズがウケて、出演決定
飼育員・海獣類担当/近藤 由香(こんどう・ゆか)
最初、宮島水族館が新しくTVCMを制作すると聞いたとき、誰が出るのかなと他人事のように思っていたのですが、オーディションを受けて、気が付けば出演が決まっていました。オーディションでは、自分なりのまるごとのポーズをとることになっていて、私は手でメガネの形を作って、それを逆手にして顔に当てるというポーズをしたのですが、CM制作のスタッフさんにウケたようで、「ハハハ、そうきたか!」と笑われてしまいました。ちなみに、このウケたポーズは本番では不採用で、オーディションで笑いをとっただけでした。
本番のシーンを撮る日は、私は同じ飼育員の松崎さんと山本さんと3人で出るし、後ろにいるので、そんなに大変でもないだろうと思っていたのですが、やってみるとリズム感が自分に全然ないことに愕然。しかも、みんなに合わせないといけないので、隣の山本さんをつい見たりして、ちゃんと揃うまで何回もやり直しになりました。ちなみに、私はカワウソの「マメゾウ」と一緒に出ています。マメゾウは普段はバックヤードにいるんですが、土・日・祝日のイベントのみ、遊んでいる姿を披露していますので、ぜひご覧になってくださいね。
TVCMができて、一番最初に宮島水族館のホームページで見たのですが、「うわっ、本当に出てる!」と驚きましたよ。私の地元は広島ではないので、友達は宮島水族館のホームページでTVCMを見てくれたようで、「映っとるやん」と連絡がありました。
私はアシカライブを日々やっているのですが、お客様にどうすれば楽しんでいただけるかということを大切にしながらライブに臨んでいます。アドリブも入れたりしながら、毎回、違った内容になっていますし、アシカの予期せぬハプニングもあったりしますので、ぜひご覧いただきたいと思います。
CMの中の自分を見るのは、不思議な感覚
飼育員・海獣類担当/山本 詩織(やまもと・しおり)
私は宮島水族館で、普段はアシカライブをやったり、その他、トド、アザラシ、ペンギン、カワウソなど海獣類の飼育を担当しています。
今回のTVCMでは、オーディションもCM撮影も何もかも初めての経験で、どうしていいのか分からず、普段のアシカライブとは違った緊張感がありました。特に、CM制作のスタッフの方は1人か2人くらいかなと思っていたのですが、予想以上に多くてびっくり。撮影もすぐに終わるのかと思いきや、思っていたよりも長く感じましたね。私は一番最初のシーンで他のスタッフたちと3人で出るのですが、なかなか3人の歌と振り付けが揃わなくて、かなり撮り直しになってしまいました。
実際に、私が写っているシーンを放映されるのは一瞬だったので、友達からは「どこに映ってるの?」とか「探しても見つからない!」言われたのですが、母はすぐに見つけてくれました。出来上がったものを見るといろんなシーンがつながった意外に長いCMで、宮島水族館の楽しそうな雰囲気が伝わっているなと感じました。放映が始まってからは、自分がCMに出ているのを見るたび、なんだか不思議な感じで、いま思えば貴重な体験をさせていただきました。
アシカライブでは、アシカのダイナミックなパフォーマンスをたくさん見ていただけますが、迫力ではトドも負けていません。メスのコマチと、今年、仲間入りしたオスのヨネタローがプールにザッパーンと飛び込む姿は、本当に圧倒されます。宮島水族館では、そんな迫力を間近で見ることができるので、ぜひご覧になってください。
「友達から、CM女優なんて冷やかされました」(松崎さん・左端)
「カワウソのマメゾウも一緒に出演しました」(近藤さん・真ん中)
「一瞬のシーンなのに、母はすぐに私を見つけてくれました」(山本さん・右端)
2012.09.15 カテゴリー:えとSETOら
宮島のペンギン達。実は…水族館以外でも会える事があるんです。
先日、「宮島水族館のペンギンふれあい講座」のため、
阿品台市民センターに出張に行ってきました。
今回はミント・サヤカのペア。出発前、少しドキドキ。
今からどこに行くのか不安そうです。
さあ、水族館の車で30分。阿品台市民センターに到着。
まずは、ふれあいの準備。
続いて、ペンギン講座。みなさん真剣に話を聞いていただいてます。
ペンギン講座中のミントとサヤカは…
「私達の出番はまだかな…」と落ち着いて出番を待っています。
なんだか、結構やる気みたいです。
いざ、本番☆しっかり、頑張っているサヤカです。
おつかれさまでした。
さあ、水族館に無事到着。「出張はまかせて」と言っているみたいですね。
みなさんとも、水族館以外の場所で会う機会があるかもしれません。その時は
出張中のペンギン達の様子を観察してみてくださいね。
STAFF M
「さかなクン 一魚一会(いちギョいちえ)イラスト展」好評開催中!!
2012.09.01 カテゴリー:えとSETOら
9月の特別企画展「さかなクン 一魚一会(いちギョいちえ)イラスト展」が9月1日(土)から宮島水族館1階企画展示室で始まりました。
この企画展は、宮島水族館開業1周年記念イベントの一環として8月1日に一日名誉館長を務めて頂いた さかなクンのイラストをご紹介するもので、1,000点にも及ぶ所蔵作品の中から36作品をセレクトして展示しています。
この36作品は、おもに宮島水族館で展示している生きものや瀬戸内海に棲む生きものが描かれています。
イラストを見て魚の特徴を知っていただき、水族館に展示している実物と比較していただきたいという思いで、飼育職員が選びました。
夏休みは終わってしまいましたが、土曜日とのこともあって本日も多くの方にご来館いただきました。皆さん、興味津々とご覧になっていました。
この企画展は9月23日(日)まで開催していますので、ぜひこの機会にご来館ください。(宮島水族館入館券でご覧いただけます。)
企画展示室入口に掲げている「会場タイトル看板」
みなさん思い思いにさかなクンのイラストを眺め、記念写真を撮影していました。
3枚のイラストは左から「ハナミノカサゴ」「マダコ」、そして「宮島水族館へのメッセージイラスト」
とにかく、さかなクンのイラストはかわいらしく、しかも鮮やか。さかなクンの人の良さがにじみ出ているように思えます。