2012.10.18 カテゴリー:水族館のお仕事
みなさん、こんにちは。季節はすっかり秋。すごしやすい季節となりました。
秋といえば、「スポーツの秋」・「読書の秋」・「食欲の秋」といろんな秋がありますが、
宮島水族館の動物達はもちろん「食欲の秋」。
その中でもトドのヨネタローは宮島水族館一の大食いです。量にすると約30kg。
水族館で一番大きい水槽の魚達が1日に食べる量より多いのです。
それだけ食べると当然出てくる量も驚きです。そしてなによりも掃除をするのが大変です。
他の水槽は、動物がいても潜水して掃除が出来ますが、トドとなると危険が伴う恐れがあります。
通常、トドプールを潜水掃除するときはトドを飼育舎(動物の部屋)に入れて,
出てこれないようにしてから掃除をするのですが、これをするとお客様からまったく動物が
見られない状態になってしまいます。
そこで、普段は陸から柄の長いモップなどを使って掃除をしています。
その様子がこちら↓↓↓
長柄のブラシに興味津々。邪魔しないでね!
掃除をする前。
掃除をした後。こんなにきれいになりました。
時々、邪魔をしてくるトドの様子も観察してみてください。
Staff O
2012.10.15 カテゴリー:生きものダイアリー
宮島水族館にある魚類の展示水槽は60槽あります。それぞれ魚たちの入っている水槽と、
その魚たちの種名など簡単な説明が書いてある魚名板がセットになっているんですよ。
しかし時には魚名板に入っていない隠れキャラとなる魚が潜んでいることがあるんです!
まぁ、「隠れ」キャラとはいってもそのほとんどは水槽の中を堂々と泳いでいるので、
簡単に見つけられると思いますよ★
今回は少しだけ紹介したいと思います。
さぁ、ケヤリムシ水槽の隠れキャラはこの魚!コブダイの幼魚です!
宮島に周辺のアマモ場にも生息しています。
ゆったり水槽で生活をしているオスの成魚は、頭にコブが張り出ていてガッシリした体型なのに、
幼魚はこんなに可愛らしい姿をしているんです。
また、ゆったり水槽には髭をはやしたかのような魚がいます。
名前はヒゲダイ!そのまんまですね。
あごひげが立派です!!
このヒゲダイに似た魚でひげの無い、まさに髭剃りをした後のような魚もいるんです。その名もヒゲソリダイ!そのまんまですね。
まだまだ隠れキャラはたくさんいます。皆さんもお気に入りの隠れキャラを探して、名前が分からなかったらスタッフに聞いてください!
STAFF N
※紹介している生物は、都合により展示していない場合がありますのでご了承ください。
2012.10.11 カテゴリー:生きものダイアリー
今メディアでは某人気アイドルやワイルドさを売りにしている芸人さんがどの番組にも引っ張りだこだが、
ここ宮島にはアイドルの素質とワイルドさのどちらも兼ね揃えたつわものがいる。略してワイドル…
見る者を釘付けにする可愛い瞳。
宮島のワイドルは人々を惹きつける術を知っている。いや自分の可愛さを
知っているといったほうが正しいかも。まさしくアイドル。
のどが渇いた…そんな時、水は直接飲んじゃうゼ♪
これが癖になる楽しさ♪ワイルド〜♪
宮島の小さなワイドル、その名は『アラタ』。遊び盛りのアラタ君にきっと誰もが魅了されること間違いなし。
STAFF M
2012.10.11 カテゴリー:えとSETOら
まるごと一丸となって、これからも
宮島水族館/全スタッフ
宮島水族館TVCMの後半で、宮島水族館のメイン施設であるライブプールに、館長以下全スタッフと、宮島水族館のマスコットキャラクターのスナメリとペンギンが集結し、一つの輪を作っています。2日に及んだ今回のCM撮影では、スタッフ全員が初めての体験で、それぞれに苦労があったようですが、みんなが一つの目標に向かい、一丸となって取り組んだ結果、多くの方から好評をいただいたCMを完成させることができました。このシーンは、これから私たち宮島水族館の全スタッフが“まるごと一丸”となってお互いの士気を高め、水族館を盛り上げていこうという決意を象徴するシーンでもあります。これからも、まるごと愛される水族館であるよう、精進していきたいと思っています。
一つの輪となって、宮島水族館を盛り上げていきます!
皆様のご来館をお待ちしておりま〜す。
2012.10.09 カテゴリー:えとSETOら
トリを務めて一躍、有名人に
飼育員・海獣類担当/平田 早希(ひらた・さき)
私は普段は飼育員として、ペンギン、カワウソ、アシカといった海獣類を担当しています。ペンギンのふれあいタイムやカワウソのプレイタイムをサポートしたり、アシカライブなどもやっているんですよ。
8月に宮島水族館が開業1周年を迎え、その感謝を込めたTVCMに出演させていただきました。私はちょうど最後のシーンで出ているせいか、印象に残りやすいみたいで、お客様から「テレビのCMに出ていましたね。見ましたよ」と声をかけられ、すごくびっくりしました。また、お客様から「CMの最後に出ていた方は、今日はおられるんですか?」と声をかけられたスタッフもいたようで、そういう話を聞いて、とても嬉しかったですね。
これまで、宮島水族館の取材でテレビ局からインタビューを受けたことはあったのですが、CMに出るのは今回が初めての経験でした。撮影前にオーディションがあって、カメラの前で「まるごと」の歌を歌ったのですが、そこまで緊張するほどではなかったんです。それは、たぶん私がアシカライブなどをしていて、大勢のお客様の前でいろんなパフォーマンスをお見せすることに慣れているせいかもしれません。とは言え、やっぱり初めての経験ですからCMの制作スタッフの方たちに納得してもらえる演技ができるかどうかという不安はありました。でも、本番では「今の笑顔はいいね。でも、もっといい笑顔がほしいな」と声をかけられ、緊張をほぐしていただいたというか、うまく乗せられて、8回くらいは歌って踊ったと思います。実は、デッキブラシを持って歌うシーンをかなり撮っていて、自分でも一番頑張ったところだったのですが、実際のCMでは全く使われていなかったんですよね。だけど、出来上がったCMを見て納得。一番いい表情を使っていただいたんだろうなと思いました。
宮島水族館のアシカプールはお客様との距離がとても近く、ライブでは間近でアシカの表情などを見ることができます。アシカの大ジャンプは迫力がありますので、ぜひご覧ください。
「たくさんの方に声をかけられて嬉しかったです」(平田さん)
2012.10.05 カテゴリー:えとSETOら
子どもたちの反応も、仕事の励みに
インフォメーション担当/小林 奈津子(こばやし・なつこ)
宮島水族館のTVCMでは、事前のオーディションですごく緊張し、CM制作のスタッフの方も一緒に「まるごと」の歌を歌っていただいたんですが、音をはずしていないか、テンポは合っているかと、とても心配でした。それで、私の出演はないだろうと思っていたのですが、意外や出演となり、恥ずかしいという思いもあるけれど、記念になるので嬉しかったです。
撮影当日は、矢戸さんと一緒の出演だったので、オーディションのときより落ち着いてできたと思います。二人で音を合わせて何回か歌ったり、「まるごと」のポーズも何パターンかやったのですが、一番とまどったのが、CM制作のスタッフさんから「意外なポーズをとってください」という注文を受けたとき。内心「このポーズが採用されたら恥ずかしいな」というようなポーズをとったのですが、実際には使われていなかったので、ほっとしました。
テレビで宮島水族館のTVCMが流れ始めると、子どもが通っている保育園の先生たちから「見ました!」と何人にも声をかけられたり、友達からも連絡がありました。私の幼い子どもは、CMで私の姿が写ると「かあか(お母さん)、かあか」と言って指をさします。館内では、「CMのお姉さんだー」と言われたこともありました。一瞬の出演なのに、分かるものなんですね。実は、宮島水族館の入り口にあるモニターでもTVCMを流しているのですが、それを見た小さい子どもさんが、真似をして歌って踊っていることもあり、そんな光景を見るととても嬉しくなりますし、ますます頑張らなきゃと思います。
宮島水族館では、私はインフォメーションを担当しています。分からなことがあればお気軽に声をかけていただければと思います。また、宮島水族館はイベントもたくさんあり、小さいお子様も楽しめる水族館なので、ご家族揃ってお越しください。
緊張が度を越し、開き直って演技
インフォメーション担当/矢戸 景子(やと・けいこ)
私は宮島水族館の入り口でお客様をお迎えし、改札のアテンドや館内のご案内、チケット販売、出口の特設ブースで年間パスの発行などを行っています。
今回、宮島水族館のTVCMに出させていただいたのですが、CMに出るなんてもちろん初めての経験でした。まず最初にオーディションを受けましたが、たくさんのCM制作スタッフの前で歌ったり、自分なりにイメージした「まるごと」のポーズをとったりしなければならず、あまりに緊張し過ぎたせいか、恥ずかしさがどこかに吹き飛び、逆に開き直ってできたような気がします。大げさに聞こえるかもしれませんが、本当にあの緊張はこれまで味わったことのないものでした。
後日、オーディションの発表があって出演が決まり、素直に嬉しかったです。同時に、また緊張するなと思いましたが、スムーズに撮影していただけるよう、しっかり睡眠はとって臨みました。当日は「まるごと」の歌に合わせて、オリジナルの振り付けも披露し、CM制作のスタッフさんが、とても喜んでいたので「この映像が使われるのかな」と思っていたのですが、それとは別のシーンが採用されていました。でも、メイキング映像としてブログにアップしていただいたので、やっぱりインパクトがあったのかもしれません。
実は、今回のTVCMに出ることは、家族や友達にはずっと内緒にしていて、びっくりさせようと思っていたんです。ただ、家族には放映が始まる直前に「もしかしたら水族館のTVCMに出るかも」と話してしまいました。放映が始まると、真っ先に見つけてくれたのは友達の子どもで、友達から「CM出てたの?」と連絡がありました。姪も私を見つけてくれたそうで、子どもってよく見ていてすごいなぁと思いました。母は録画していて、何度も見たそうです。
今回のTVCMに出演したことで、自分の仕事を客観的に見させていただき、改めて私はこの宮島水族館で働く一員なんだという思いを強くさせていただきました。これからも笑顔を忘れず、緊張感を持ちつつも、お客様から声をかけていただきやすい存在でありたいと思っています。
「子どもたちがTVCMを見て、真似してくれるのが嬉しいです」(小林さん・左側)
「CMに出て、自分も宮島水族館の一員だという思いがより強くなりました」(矢戸さん・右側)
2012.10.04 カテゴリー:えとSETOら
宮島水族館では、フラッシュ撮影に制限のある場所以外は、基本的に自由に撮影していただいて構いません。でも一箇所、記念撮影に打ってつけの場所があるのをご存知ですか?
それは、「ふれあいの磯」と「トドプール」の間。そこには、大小さまざまな種類のペンギンの等身大パネルと一緒に、「宮島水族館」の看板も設置しています。だから、ペンギンと背比べしながら写真に収まる子どもたちや、看板の前でポーズをとる子どもたちでいつも賑わっています。
ここで撮影すれば、どこへ出かけたのか一目瞭然。この場所でぜひ、記念の一枚を撮ってはいかがですか。
宮島水族館おすすめの撮影ポイントです。
2012.10.03 カテゴリー:生きものダイアリー
心で冷や汗をかき、顔で余裕を演じた日
総括業務責任者/御薬袋 聡(みない・さとし)
TVCMなんて、これまで一度も出たこともなく、もちろんオーディションも初めての経験。それで、いざオーディションを受けるというときになって、海獣類担当の女性3人がその場に居合わせて、そこで歌やポーズを披露しないといけなくなり、かなり恥ずかしくて冷や汗をかきました。彼女たちは普段、アシカライブをやっていて人前で何かをするのは慣れているはず。そんな彼女たちを前に、私は「こんなの余裕だよ」と言ってしまった手前、本当は緊張していたのを悟られないようにするのが大変でした。
冷や汗のオーディションとなりましたが、出演が決まり素直に嬉しかったです。私がTVCMで撮影したのは、まるで水槽の中で魚と一緒にいるようなシーンが撮影できるという「PHOTOコーナー」。ここは、子どもたちでも写真の中にちゃんと収まるようにと、水槽を低めに設置しています。私は背が高いので、撮影の間中、中腰になっていないといけなかったのが大変でした。3日間くらい足が筋肉痛になりましたから。しかも、撮影は閉館後だったため、クーラーも切れていて汗びっしょりになりました。
そんな奮闘の甲斐あって完成したTVCMを、本当にいろんな方が見ていてくださったんです。いつも、水族館の備品等を買いに行くスーパーでも店員さんに声をかけられたり、子どものお友達のお父さんに声をかけられたりと、なんだか嬉しかったですね。
宮島水族館はグランドオープンから1年が経ちました。旧宮島水族館から受け継いだ飼育技術もあり、ここで生まれた生き物たちがだんだん増えてきています。また、宮島水族館の新しい目玉でもあるタチウオは飼育員が一緒に海で漁師さんと捕獲してきたもの。展示している生き物たちそれぞれのストーリーに思いを馳せながら見ていただけると、また違った印象を持っていただけると思います。
筋肉痛の先に感じた達成感
魚類・海獣副責任者/山田 康幸(やまだ・やすゆき)
宮島水族館のTVCMでは、私と御薬袋さんがPHOTOコーナーでポーズをとるというシーンが最後の撮影でした。CM制作のスタッフの方たちは朝早くから撮影を開始され、かなりの長丁場で疲れもピークだったと思うのですが、さすがプロですね。不慣れでなかなか思い通りにできない私たちに「笑顔がいいですね」とか「今の感じ、良かったです」と声をかけ、すごくやる気を起こさせるようないい雰囲気にしてくださいました。撮影では、御薬袋さんと一緒に水槽の向こう側からニョキッと現れ、まるごとのポーズをとるのですが、中腰のまま二人の高さを合わせないといけないのが大変でした。リテイクが重なり、足の筋肉は悲鳴を上げていましたが、「制作スタッフさんたちの期待に応えなければ!」 と頑張ったので、撮影が終わったころには、膝はガクガク。CMを撮り終えた後、写真撮影もあったのですが、そのときはもう中腰のポーズをとることができず、イスを用意していただきました。その楽だったこと! 「もう少し早く出してよ!!」と思いましたよ。(笑)
完成したCMは、宮島水族館のホームページで見たのですが、みんなで一緒に頑張って作り上げたものが、一つの形になっていて達成感を感じましたね。何より、雰囲気がよくて嬉しかったです。私は宮島の島内に住んでいるのですが、普段、話したことのない人から「CMに出てたね」と声をかけられ、それがきっかけで話が出来るようになったことに感謝しています。そして、撮影の現場で会った制作の方たちのプロ根性を見習って、みんなが気持ちよく仕事できるよう努めていきたいと思っています。
私は魚類と海獣類全般を担当していますが、企画展やイベントの提案、実施もしています。11月9日からスタートする企画展では、秋の宮島ならではの紅葉狩りをテーマに、“海の中のモミジ”に例えたヒトデを展示したり、一枚の紙から立体感のあるヒトデを作る折り紙体験コーナーを設ける予定です。もちろん参加は無料です。見て、作って、楽しめる企画展ですので、どうぞ皆様お越しください。
「笑顔で演技していますが、足はパンパンになっていました」(御薬袋さん・左側)
「妻からは、『映りいいやん!』とほめられました」(山田さん・右側)
「トリックアートの不思議〜水のない水族館展2012〜」好評開催中!!
2012.10.02 カテゴリー:えとSETOら
10月の特別企画展「トリックアートの不思議〜水のない水族館展2012〜」が10月1日(月)から宮島水族館1階企画展示室で始まりました。
昨年の秋に開催して大変ご好評いただいた「トリックアート展」を、今年も開催いたしました。
今回も海をテーマに、標本から飛出した魚、海中探索など、選りすぐりの15作品を集め、昨年ご覧になった方も楽しめるようすべての作品を入れ替え、さらにパワーアップした“不思議な世界”をご覧いただけます。
見て、触って、絵に合わせたポーズで、皆さん、興味津々と様々なポーズで、写真撮影を楽しんでいます。
この企画展は10月31日(水)まで開催していますので、ぜひこの機会にご来館ください。(宮島水族館入館券でご覧いただけます。)
会場は多くのお客様で大賑わい!! みんな楽しそうで会話も弾んでいるようでした。
「絵に合わせたポーズ♪」撮る人も撮られる人も、出来上がりの画像を見て、にんまりと“ほほ笑む”ことでしょう。
どの作品も楽しめますが、このポーズ(ジョーズに食われそうになるポーズ)は大人気!! あれっ写真の向きが違うのではと思われますが、画像を上からゆっくりとスライドしていただければ楽しめるのではないでしょうか。
2012.10.02 カテゴリー:水族館のお仕事
宮島水族館グランドオープンから1年を迎えた今年8月1日(水)、宮島水族館では開業1周年記念イベントを開催しました。
この日は、昨年のグランドオープンと同様に「さかなクン」が一日名誉館長を務め、イベントを盛り上げてくれました。
そのとき、さかなクンが着用されていた白衣に、なんと、さかなクン自らイラストを描き、宮島水族館にプレゼント! カラフルな色使いの海の生きものがたくさん描かれ、メッセージも添えられています。
実はこのイラスト、さかなクンがイベントの合間の休憩中に少しずつ描いてくださっていたもので、イベントが終わったと同時にイラストが完成していて、私たち宮島水族館のスタッフ一同、大感激しました。
前にも後ろにも、素敵なイラストをたくさん描いていただきました。
また、昨年のグランドオープンのとき、そして今回の開業1周年記念イベントで、色紙にさかなクンオリジナルの素敵な絵を描いていただき、宮島水族館にプレゼントしていただきました。
色紙のイラストも、それぞれ見応えあります。
いずれも、2階の「みやじマリンキッチン」付近の廊下に展示し、間近で見ていただけるように設置しています。でも、手を触れたりしないでくださいね。みんなの宝物ですから、大切に展示していきたいと思っています。
さかなクン、どうもありがとうございました!