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水族館だより

ありがとう「まるごと1周年」TVCMの舞台裏-1

2012.09.21 カテゴリー:生きものダイアリー

まるごと♪まるごと♪の歌い出しで始まる、宮島水族館1周年感謝TVCMは、ご覧になられましたか?
宮島水族館のスタッフが出演していたのですが、放映が始まってしばらく経ったころ、お客様から「CMの人だ!」と声をかけられるスタッフもいたようです。いつもとは勝手が違うCMの舞台裏では、どんなハラハラドキドキが待っていたのでしょうか?
それでは、出演したスタッフたちのエピソードをカットシーンごとにご紹介していきます。なお、宮島水族館ホームページのトップページに、CMの映像とメーキングエピソードを掲載していますので、こちらもご覧ください。


CM女優とよばれて

飼育員・海獣類担当/松崎 純江(まつざき・すみえ)

私は海獣類を担当しています。カワウソの飼育もしているのですが、昨年、宮島水族館で生まれたアラタには、ロープでおもちゃを作って遊ばせたりしていました。今は親と比べるとまだ少し体が小さいですが、それでもずいぶん大きくなり、日々成長を見るのが楽しみです。

今回、宮島水族館が1周年を迎えて、新しくTVCMを放映しましたが、私は一番最初のシーンで他のスタッフと一緒に3人で登場します。撮影当日は、緊張していないつもりだったのですが、撮影データを見せていただくと、顔がひきつっているんですよね。それで、56回は撮り直ししたんじゃないかと思います。でも、CM制作のスタッフの方たちにうまく笑顔を引き出していただいて、なんとか撮影を終えました。

TVCMの放映が始まって、初めてテレビで自分の姿を見たときは、もう直視できなくてすごく恥ずかしかったです。友達の中には見て気づいた人が何人かいて、「CM女優」なんて冷やかされたりしました。でも、データはしっかり保存していますよ。

水族館は、生き物あっての水族館だと思っています。宮島水族館では、さまざまなイベントを行っていますが、そのイベントの主役はなんと言ってもかわいい動物たちです。これからも、生き物たちといい関係を築きながら、いろんなことにチャレンジしたいですし、何度来ても楽しめる水族館にしていけたらと思っています。



オリジナルのポーズがウケて、出演決定

飼育員・海獣類担当/近藤 由香(こんどう・ゆか)

最初、宮島水族館が新しくTVCMを制作すると聞いたとき、誰が出るのかなと他人事のように思っていたのですが、オーディションを受けて、気が付けば出演が決まっていました。オーディションでは、自分なりのまるごとのポーズをとることになっていて、私は手でメガネの形を作って、それを逆手にして顔に当てるというポーズをしたのですが、CM制作のスタッフさんにウケたようで、「ハハハ、そうきたか!」と笑われてしまいました。ちなみに、このウケたポーズは本番では不採用で、オーディションで笑いをとっただけでした。

本番のシーンを撮る日は、私は同じ飼育員の松崎さんと山本さんと3人で出るし、後ろにいるので、そんなに大変でもないだろうと思っていたのですが、やってみるとリズム感が自分に全然ないことに愕然。しかも、みんなに合わせないといけないので、隣の山本さんをつい見たりして、ちゃんと揃うまで何回もやり直しになりました。ちなみに、私はカワウソの「マメゾウ」と一緒に出ています。マメゾウは普段はバックヤードにいるんですが、土・日・祝日のイベントのみ、遊んでいる姿を披露していますので、ぜひご覧になってくださいね。

TVCMができて、一番最初に宮島水族館のホームページで見たのですが、「うわっ、本当に出てる!」と驚きましたよ。私の地元は広島ではないので、友達は宮島水族館のホームページでTVCMを見てくれたようで、「映っとるやん」と連絡がありました。

私はアシカライブを日々やっているのですが、お客様にどうすれば楽しんでいただけるかということを大切にしながらライブに臨んでいます。アドリブも入れたりしながら、毎回、違った内容になっていますし、アシカの予期せぬハプニングもあったりしますので、ぜひご覧いただきたいと思います。



CMの中の自分を見るのは、不思議な感覚

飼育員・海獣類担当/山本 詩織(やまもと・しおり)

私は宮島水族館で、普段はアシカライブをやったり、その他、トド、アザラシ、ペンギン、カワウソなど海獣類の飼育を担当しています。

今回のTVCMでは、オーディションもCM撮影も何もかも初めての経験で、どうしていいのか分からず、普段のアシカライブとは違った緊張感がありました。特に、CM制作のスタッフの方は1人か2人くらいかなと思っていたのですが、予想以上に多くてびっくり。撮影もすぐに終わるのかと思いきや、思っていたよりも長く感じましたね。私は一番最初のシーンで他のスタッフたちと3人で出るのですが、なかなか3人の歌と振り付けが揃わなくて、かなり撮り直しになってしまいました。

実際に、私が写っているシーンを放映されるのは一瞬だったので、友達からは「どこに映ってるの?」とか「探しても見つからない!」言われたのですが、母はすぐに見つけてくれました。出来上がったものを見るといろんなシーンがつながった意外に長いCMで、宮島水族館の楽しそうな雰囲気が伝わっているなと感じました。放映が始まってからは、自分がCMに出ているのを見るたび、なんだか不思議な感じで、いま思えば貴重な体験をさせていただきました。

アシカライブでは、アシカのダイナミックなパフォーマンスをたくさん見ていただけますが、迫力ではトドも負けていません。メスのコマチと、今年、仲間入りしたオスのヨネタローがプールにザッパーンと飛び込む姿は、本当に圧倒されます。宮島水族館では、そんな迫力を間近で見ることができるので、ぜひご覧になってください。



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「友達から、CM女優なんて冷やかされました」(松崎さん・左端)
「カワウソのマメゾウも一緒に出演しました」(近藤さん・真ん中)
「一瞬のシーンなのに、母はすぐに私を見つけてくれました」(山本さん・右端)



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