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水族館だより

ありがとう「まるごと1周年」TVCMの舞台裏-2

2012.09.24 カテゴリー:えとSETOら

親孝行になった、TVCM出演

飼育員・海獣類担当/上川 真美(うえかわ・まみ)

私はアシカやトドなど海獣を担当していて、アシカライブで舞台に立つこともありますが、主に他のスタッフにライブの指導をしたりしています。餌を作ったり、アシカプールの掃除なども、もちろん毎日行っています。今回のTVCMでは、私のホームグラウンドであるアシカプールで、同じ飼育員の小島さんと一緒にポーズをとっています。

当初、私はTVCMの出演者リストに入っていなくて、前日までは予定になかったんです。ところが、出演するはずのスタッフの都合が悪くなり、私が繰り上げ当選のようなことになって、急きょ出演が決まりました。撮影が始まると、小島さんと息を合わせないといけないのと、カウントに合わせてポーズを決めるのが思ったよりも難しくて、何度も撮り直しをしました。だけど、緊張するほどではなかったですね。人前に出て何かをすることは、普段のアシカライブで鍛えられていますから。また、私は旧宮島水族館時代からのスタッフで、これまでテレビの取材を受けたことも何度もあります。ただ、さすがに生放送だと緊張しますが、今回は編集されるTVCMだったので、少しはリラックスして臨めたのかなと思います。

テレビで初めてTVCMを見たときは、もう「うわ〜」という感じで驚きや恥ずかしさが入り交じった複雑な気分でした。でも、いい体験をさせていただきました。友達から「出てたね、見たよ」と連絡をもらったのは嬉しかったです。家族は大騒ぎだったようで、TVCMを録画して、しかもわざわざCMの部分だけを編集して保存してくれていました。かなり喜んでいましたから、いい親孝行になったかなと思っています。

宮島水族館のアシカライブは、アシカたちのトレーニングを日々行って、常に面白いものにしていこうと思っています。いつ来ていただいても、新鮮なライブを披露していきますので、何度も足を運んでいただけると嬉しいですね。



お蔵入りのはずが、本番のシーンに

飼育員・海獣類担当/小島 由帆(こじま・ゆきほ)

私は飼育員として、主にペンギンやアシカなど海獣類を担当しています。

今回、生まれて初めてTVCMに出たのですが、本番に出る前には何度も歌やポーズを練習しました。それで、振り付けが3パターンあったのですが、最初の1パターン目は、緊張で表情がひきつっていたのではないかと思います。撮影が朝早かったということもあって、最初はなかなか笑顔が出せず、何度も撮り直ししました。その間、CM制作のスタッフの方たちには、いろいろ声をかけていただき、そのうちに緊張もほぐれてきて、意識しなくても笑顔が出せるようになりました。

2パターン撮った後、「これはおまけ」ということで、ちょっとふざけた感じで最後に、もう1パターンを撮ったのですが、出来上がったCMを見てびっくり! なんと、このバージョンが使われていたんです。のびのびリラックスしてやらせてもらったのが良かったのでしょうか。ちなみに、私はアシカプールでフラフープを持ってポーズをとっているのですが、当日着ていたスーツはアシカライブの衣装です。TVCMは宮島水族館のホームページでも流れているのですが、それを見た知り合いから「面白いCMだね」とメールをもらったり、家族にも喜んでもらったりしました。

私は普段、ペンギンの飼育にも携わっているのですが、宮島水族館ではペンギンのふれあいタイムで直接、フンボルトペンギンにふれあうことができます。とても人なつっこくて、お客様がガラス越しに見ていると、とても興味を示して近寄っていくペンギンもいるんですよ。今、お散歩トレーニングもしていますので、頑張っているペンギンたちにも、会いに来てくださいね。



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「家族がCMを録画し、編集して保存してくれていました」(上川さん・左側)
「おまけで撮ったシーンが使われていました」(小島さん・右側)




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