2013.10.21 カテゴリー:生きものダイアリー
宮島では少しずつ紅葉が始まり、秋らしさが一気に深まり始めています。
そんな中、10月6日に広島市佐伯区にある植物園で行われたグリーンフェアに
ペンギン出張に行ってきました。
今回の出張にお出かけしたのは・・・ シュウくんとツバサちゃんです。
しゅう&つばさです。仲良しコンビです
この2羽は何回も出張に行っているのでお手馴れのもの。 とても優秀なペンギンさんです。
まずはお客様の前をお散歩しました。 途中シュウくんが落ち葉を拾って遊ぶという
ハプニングがありましたが 何とかやりきりました。
そしてその後いよいよふれあいタイム。
2羽共とっても大人しかったのですが、少し暑かったのでちょっとバテ気味。
ということでふれあい後にプールへ!
小さな小さなプールです。 でも2羽共気持ちよかったようでした。
さて今回はたくさんのお客様に参加していただき本当にありがとうございました。
私も多くの方と話すことができ、とても楽しく仕事をさせていただきました。
これからも色んな所へペンギンさんたちは出張へ行きますので 会いに来てくださいね。
STAFF I
2013.10.11 カテゴリー:生きものダイアリー
毎年お盆を過ぎる頃、沿岸に大量に出現するミズクラゲ。
広島ではかなり遅れて、10月の初め頃にミズクラゲの大発生が見られたようです。
ミズクラゲの集団は、発電所の取水口を詰まらせたり、漁の網にかかり漁業被害をもたらす厄介者として有名です。
そんな厄介者のミズクラゲが、水族館では人気者に大変身!
クラゲが水中を優雅に漂う姿には、人の心をいやす効果があると言われています。
ただ、ただ、時間を忘れて
只今、宮島水族館のクラゲ水槽の前で心奪われるお客様が続出中なのです。
3色の光に包まれて宝石のようなクラゲたち。写真より実物の方がかなり綺麗です。
厄介者であり人気者でもある不思議な彼らに、どうぞ癒されて下さいね。
今が見頃ですよ。
STAFF O
2013.10.05 カテゴリー:生きものダイアリー
7月14日に産まれたコツメカワウソの赤ちゃんは順調に成長しています。
離乳も始まり、母親の“ツバメ”が仔に餌を渡す様子を見ると、
なんとも言えない気持ちになります。
夢中になって餌をほおばる子供と、それを見守る母親って感じがなごみます
産まれた頃は200g前後の小さな身体が今では1kg近くにまで大きくなりました。
がんばって乗ろうとしてますが・・・
眼もパッチリ開いており、最近では泳ぐ練習も始めているようです。
皆さんも運が良ければその様子が見られるかも知れません。
赤ちゃん達の成長を皆さんも暖かく見守っていてくださいね。
STAFF I
2013.10.02 カテゴリー:えとSETOら
こんにちは。
皆さんは、カンボジアと言えば何を想像しますか?すぐ頭に浮かぶのは、
有名な世界遺産アンコール・ワットだと思います。
今秋、みやじマリンでは、世界遺産とラムサール条約湿地つながりで、
『カンボジアの水辺』というテーマの企画展を10月14日まで開催しています。
今回の企画展に際し、職員がカンボジアに1週間滞在して展示の準備に取り組みました。
その際、現地で暮らす日本人の淡水魚研究者に同行してもらい、トンレサップ湖やメコン川などで
生物の採集や市場での水揚げされた魚の調査などを行いました。
日本では見られない種がたくさんいます
職員が直接捕獲してきたものではありませんが、企画展ではアジアアロワナをはじめ、
職員が現地で見たり、食べたりした魚など20種約150個体を展示しています。
また日本でいう味噌や醤油にあたるカンボジアの人々には欠かせない調味料“プラホック”も展示しており、
この独特な匂いを、普段水族館では使わない嗅覚を使って体感もしていただけます。
秋の1日、カンボジアの自然に思いを馳せてみませんか。
宮島水族館館長 塚本 博一
2013.09.27 カテゴリー:えとSETOら
毎日良いお天気が続きますね!
今日も空は青く、気持ち良い風も吹いています。
青い空、青い海、その間を進むフェリー。のどかです〜。
日差しはあるけど、カラッとしていて爽やかなこの時期。おすすめの場所が屋上広場です。
ベンチとパラソルが置いてあり、ひとやすみしていただくのにピッタリです!
みやじマリンキッチンでテイクアウトしたものを、こちらでお召し上がりいただくこともできるんですよ♪
のんびりひとやすみ中♪
そばには ペンギンプールやトドプールがありますので、生きものを近くに感じながら休憩することができます。
(食べ物は絶対に与えないでくださいね〜)
もしかしたら、こんなペンギンさんに遭遇するかもしれません☆
ペンギンさんが見詰めているのは、トドプール!写真手前側のプールからジャンプして登ったみたいです!(^^)!
2013.09.09 カテゴリー:えとSETOら
8月25日(日)、宮島水族館に、さかなクンが一日名誉館長として来てくださり、大人も子供も楽しめる大人気のおさかな講座が開催されました。
朝からあいにくの雨模様でしたが、たくさんのお客様にご参加いただきました。
この日の模様を少し紹介させていただきます。
ライブプールはお客様でいっぱいです!
さかなクンの登場に歓声があがりました
まずは、宮島水族館塚本館長より、さかなクンに一日名誉館長の委嘱状が交付されました。
委嘱状を受け取るさかなクン
さかなクンがイラストを描きながら、海の生きものの生態について、楽しく、わかりやすく紹介する講座で、昨年も大人気でした。
講座では、さかなクンが描いているのが何のおさかなか、会場の皆さんにクイズが出され、正解すると、なんと、さかなクンが描いたイラストをプレゼントしてくれます!
さかなクンが描き始めると、元気よく会場の手があがります!
説明をしながら、どんどん描いていくさかなクン
タチウオが完成しました
右と左、両方ともサクラダイですが・・・
オスとメスで色や大きさが違うため、昔は別のおさかなだと思われていたそうです
このおさかなは少し難しいですが・・・
希少淡水魚のオヤニラミです
また、質問コーナーでは、さかなクンに、皆さんからの質問に答えていただきました。
カレイとヒラメの見分け方や
アンコウのエサの捕まえ方などを教えてくれました
おさかな講座は午前と午後で45分間ずつあり、どちらの回もさかなクンの素敵なイラストと楽しいお話で、あっという間の時間でした。
参加された皆さんには、きっと、以前にも増して、海や川の生きものへの興味をお持ちいただけるようになったと思います。
さて、この日、さかなクンには午後のおさかな講座の前に、宮島水族館のバックヤードにある温室の見学もしていただきました。
メモを取りながら、熱心に飼育員の説明を聞くさかなクン
オヤニラミの稚魚への、スポイトでのエサやりも体験してもらいました
そして、この日の最後に、さかなクンから、2周年記念の直筆のイラストが描かれた白衣をいただきました。
おめで「鯛」直筆イラスト入りです!
2階の「みやじマリンキッチン」付近の通路に飾ってあるので、水族館に遊びにこられた際は、皆さん、ぜひご覧くださいね。
さかなクン、一日名誉館長を務めていただき、また、楽しくてためになる、おさかな講座を開いてくださり、ありがとうございました!
2013.08.31 カテゴリー:えとSETOら
雛ペンギンたちもふ化して4ヶ月が経ちました。
小さかった雛たちもすっかり大人と同じ大きさに成長しました。
多くの雛たちは3ヶ月くらいで巣立ちをします。
ところが、4月に産まれたペンギンたちは8月になってもその気配がなく、
いつまでの親から餌をもらっています。
ほとんど親鳥と大きさが変わりませんが・・・
様子を伺っていると子離れも出来ていないようです。
プ ールで泳ぐわが子をプール際までお迎えにいく親、
お腹がすいたと鳴けばすぐに駆け寄る親、巣小屋の外でじっと帰りを待つ親・・・
親離れが先か、子離れが先か?
しかし、つい最近そのうちの1羽が飼育員の手から餌を食べる様になりました。
夜はまだ両親と一緒の巣小屋で眠り、ひそかに餌をねだっているようですが・・・
他の2羽がはやく飼育員から餌を食べるように皆さんも見守ってくださいね♪
STAFF U
2013.08.28 カテゴリー:生きものダイアリー
毎日、残暑とは思えないような暑さと戦いながら頑張っています。
さて、今回は水族館の裏側ならではの掃除中の出来事を紹介したいと思います。
宮島水族館のアシカライブステージは毎日欠かさず磨いて、いつ見ても真っ白なのです!
眩しいくらいに真っ白です
しかし、夏になってからそんなステージのふちにある溝には緑色のコケが・・・
そして、そこには思わぬ来客が・・・カニです!
”アカテガニ”です
この種類だけでなく指先サイズの小さなカニまで遊びに来てくれるのです。
また、ステージ以外にもアシカライブで使う道具の裏や、バックヤードの壁にのぼっているなど、
スタッフはいつもびっくりさせられますが、そんなカニたちは暑い掃除中の癒しともなっているのです。
ぜひみなさんも癒しのカニたちを探してみてください。
時は、アシカの足元にも・・・
STAFF I
2013.08.27 カテゴリー:生きものダイアリー
公表はしていませんでしたが、コツメカワウソの赤ちゃん2頭が、7/14に
生まれていました。
イロハ・ツバメ夫婦にとって、3回目の出産、3、4頭目の子供となります。
ただし、母親のツバメがほとんど巣小屋から子供を出さないため、来館していただいた
お客様には、ご覧いただくことができませんでした。
最近になり、体つきもしっかりしてきたので、赤ちゃん誕生の告知もかねて、
公開体重測定を行いました。
向かって右側の仔が590g、左側の仔が510gでした。発育は順調です♪
前回の体重測定(8/13)から、それぞれ140gも体重が増えていました。
体重測定が終わった後は、お母さんが待つ巣小屋へ戻しました。
まだ歩くことができないので、巣小屋から出てくるのは、来月の半ばくらいに
なると思いますが、楽しみに待っていてください。
STAFF A
夏休み自由研究おたすけ企画「カキ養殖のお話」を開催しました!
2013.08.24 カテゴリー:えとSETOら
夏休みの自由研究の手助けに!と企画した特別講座「カキ養殖のお話」〜おいしいカキができるまで〜を開催しました。
応募いただいた23名の皆さんがカキ養殖について学びました。大雨の中お越しいただきありがとうございました!
カキ養殖のお話を熱心に聴く参加者の皆さん
この講座では、大野瀬戸で実際にカキを育てている漁師さんがカキ養殖について講演します。この度お迎えした講師は、大野漁業協同組合「安芸の一粒会」の方々です。安芸の一粒会は、カキ漁師として全国で初めてシングルシードと呼ばれる手法を用いて全国有数のブランド牡蠣をつくりあげました。
参加者の皆さんは、普段接する事のない漁師さんの貴重なお話を熱心に聞いていました。講演の後は、海で採集したカキの幼生を顕微鏡で観察です。
ちょこまかと動き回る カキの幼生を見つけ、スケッチしました。動きが早いので少し難しかったですね。
カキの幼生を見つけた時は、うれしいです
カキの養殖は、この幼生達をホタテの殻に付着させる事から始まります。ホタテの殻を連ねたものを採苗連と言い、いわゆるカキのおうちとなります。次は、実際に採苗連を作ってみました。
針金にホタテの殻を通して作ります。上手にできたかな。
毎年6月頃からこの採苗連を海に浸けてカキの幼生を付着させます。カキの幼生が付きやすい海域は毎年変わるそうです。
カキ養殖はこの採苗連に付いたカキを大事に育てるのです。
採苗連の説明をする島田さん
安芸の一粒会が生産する一粒カキは、採苗連に複数カキを付着させる方法ではなく、カキの幼生が一つしか付着できないくらい小さな基盤(ホタテをすりつぶして粉にしたもの)で成長させます。なので一粒カキなんです。
これが、一粒カキの子供。かわいいね。
色々なカキの養殖の秘密がわかって充実した一日になりました。ぜひみなさん自由研究でお友達や周りの人達に広島特産のカキについて教えてあげて下さいね。
本日参加の皆さん、安芸の一粒会の皆さん本当にお疲れさまでした。
STAFF O