夏休み自由研究おたすけ企画「カキ養殖のお話」を開催しました!
2013.08.24 カテゴリー:えとSETOら
夏休みの自由研究の手助けに!と企画した特別講座「カキ養殖のお話」〜おいしいカキができるまで〜を開催しました。
応募いただいた23名の皆さんがカキ養殖について学びました。大雨の中お越しいただきありがとうございました!
カキ養殖のお話を熱心に聴く参加者の皆さん
この講座では、大野瀬戸で実際にカキを育てている漁師さんがカキ養殖について講演します。この度お迎えした講師は、大野漁業協同組合「安芸の一粒会」の方々です。安芸の一粒会は、カキ漁師として全国で初めてシングルシードと呼ばれる手法を用いて全国有数のブランド牡蠣をつくりあげました。
参加者の皆さんは、普段接する事のない漁師さんの貴重なお話を熱心に聞いていました。講演の後は、海で採集したカキの幼生を顕微鏡で観察です。
ちょこまかと動き回る カキの幼生を見つけ、スケッチしました。動きが早いので少し難しかったですね。
カキの幼生を見つけた時は、うれしいです
カキの養殖は、この幼生達をホタテの殻に付着させる事から始まります。ホタテの殻を連ねたものを採苗連と言い、いわゆるカキのおうちとなります。次は、実際に採苗連を作ってみました。
針金にホタテの殻を通して作ります。上手にできたかな。
毎年6月頃からこの採苗連を海に浸けてカキの幼生を付着させます。カキの幼生が付きやすい海域は毎年変わるそうです。
カキ養殖はこの採苗連に付いたカキを大事に育てるのです。
採苗連の説明をする島田さん
安芸の一粒会が生産する一粒カキは、採苗連に複数カキを付着させる方法ではなく、カキの幼生が一つしか付着できないくらい小さな基盤(ホタテをすりつぶして粉にしたもの)で成長させます。なので一粒カキなんです。
これが、一粒カキの子供。かわいいね。
色々なカキの養殖の秘密がわかって充実した一日になりました。ぜひみなさん自由研究でお友達や周りの人達に広島特産のカキについて教えてあげて下さいね。
本日参加の皆さん、安芸の一粒会の皆さん本当にお疲れさまでした。
STAFF O