2011.10.01 カテゴリー:生きものダイアリー
平成23年10月1日からトリックアートの不思議「水のない水族館展」を開始しました。
トリックアートは、人の目の錯覚を巧みに利用して、平面に描かれた絵が立体的に飛び出して見える不思議なアートです。
このイベントでは、海の仲間たちをテーマにした18作品を展示しています。
10月1日(土)から10月31日(月)までの1か月間、宮島水族館1階レクチャールーム・企画展示室にて開催しています。
宮島水族館の入館券でご覧いただけますので、ぜひ、宮島水族館へお越しくださいませ。
STAFF Y
2011.09.20 カテゴリー:生きものダイアリー
東南アジアに生息するテッポウウオ。体長約20cmほどで、旧宮島水族館から展示されているおなじみの魚です。
テッポウウオという名前の通り、地上にいる獲物を目がけ、水鉄砲のように口から勢いよく水を飛ばし、水中に落として食べるという驚くべき技を使います。
どんな風に水を吹き出すかというと、舌に溝があり、エラ蓋を一気に閉じることで、舌の溝から水を飛ばします。
宮島水族館では、その捕食行動を見ていただこうと、「的」にエサのアミをつけて水鉄砲で落とさせる「テッポウウオのシューティング」というパフォーマンスイベントを開催しているので、ご覧になった方もいらっしゃるかもしれませんね。
狙いを定めて、水鉄砲発射
そんなテッポウウオですが、中には「面倒くさい」とばかりに水鉄砲を使わずエサにありつくやからがいます。
では、どうやってエサを食べるのか。なんと水中から勢いよく飛び上がり、的に体当たりしてエサを落とすのです。
そんなわけで、的は最初はもっと低い位置にあったのですが、今では水中から約1mの高さまで上げています。
また、よく見ているとエサを落とした魚が、そのエサにありつけず、横取りされていることもあるんですよ。
とても要領のいい魚がいて、落ちてくるエサを狙って待機しているんです。水を吹き出した魚は、すぐに食べることができませんから、遅れてしまう。そこへすかさずやってきて、エサを食べてしまうんですね。
さらに、水鉄砲が強すぎて勢い余り、エサが遠くに落ちてしまうこともあります。そのときにも横取りされていますね。
毎日のように繰り広げられる、エサの争奪戦
「テッポウウオのシューティング」は、1階のテッポウウオの水槽で毎日開催しています。
仁義なきエサの争奪戦をご覧ください。
テッポウウオのシューティングは毎日、開催しています
2011.09.13 カテゴリー:生きものダイアリー
宮島水族館最大の「ゆったり水槽」では、魚の他にウミガメも飼育しています。
魚の群れをかき分けるように、のんびりと泳ぐ姿が人気です。
ゆったり水槽の中を、気持ち良さそうに泳ぐ姿には癒される!?
さて、宮島水族館のウミガメには、実は困った癖がありまして、潜水して掃除を始めるとウエットスーツを噛んでくるんです。
噛むといっても甘噛み程度ですが、とは言え体長70〜80cmほどの巨体ですから、それなりに力があるので噛まれると痛いんです。
じゃれついているのか、エサがほしいのかよく分かりませんが、好奇心旺盛なんでしょうね。
しかも人に慣れていて、人は危害を加えないと知っています。だから飼育員が潜って掃除をしたり、エサをやっていると、必ずやってきてちょっかいをかけてくる。
今は、甘噛みをしない調教をしているところです。
土・日・祝のお昼頃にエサやりタイムがあるので、そのときにウミガメたちと飼育員との格闘が見られるかも。
飼育員が水槽に入ると、すかさずやってくるウミガメ
甘噛みとはいえ痛いんだから、噛むのはやめてね