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水族館だより

「鉄砲」魚なのに・・・(テッポウウオ)

2011.09.20 カテゴリー:生きものダイアリー

東南アジアに生息するテッポウウオ。体長約20cmほどで、旧宮島水族館から展示されているおなじみの魚です。
テッポウウオという名前の通り、地上にいる獲物を目がけ、水鉄砲のように口から勢いよく水を飛ばし、水中に落として食べるという驚くべき技を使います。
どんな風に水を吹き出すかというと、舌に溝があり、エラ蓋を一気に閉じることで、舌の溝から水を飛ばします。
宮島水族館では、その捕食行動を見ていただこうと、「的」にエサのアミをつけて水鉄砲で落とさせる「テッポウウオのシューティング」というパフォーマンスイベントを開催しているので、ご覧になった方もいらっしゃるかもしれませんね。

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狙いを定めて、水鉄砲発射


そんなテッポウウオですが、中には「面倒くさい」とばかりに水鉄砲を使わずエサにありつくやからがいます。
では、どうやってエサを食べるのか。なんと水中から勢いよく飛び上がり、的に体当たりしてエサを落とすのです。
そんなわけで、的は最初はもっと低い位置にあったのですが、今では水中から約1mの高さまで上げています。
また、よく見ているとエサを落とした魚が、そのエサにありつけず、横取りされていることもあるんですよ。
とても要領のいい魚がいて、落ちてくるエサを狙って待機しているんです。水を吹き出した魚は、すぐに食べることができませんから、遅れてしまう。そこへすかさずやってきて、エサを食べてしまうんですね。
さらに、水鉄砲が強すぎて勢い余り、エサが遠くに落ちてしまうこともあります。そのときにも横取りされていますね。

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毎日のように繰り広げられる、エサの争奪戦


「テッポウウオのシューティング」は、1階のテッポウウオの水槽で毎日開催しています。
仁義なきエサの争奪戦をご覧ください。

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テッポウウオのシューティングは毎日、開催しています 



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