2013.01.01 カテゴリー:生きものダイアリー
皆さん、あけましておめでとうございます。
開館前の見廻りの際、水槽をのぞいていると、動物たちが
新年のあいさつにきてくれました。
「おめでとー。」スナメリのコハルちゃんです。今年は赤ちゃんが生まれる予定です。
「おめでとー。」ヤイトハタのジンベイ君です。水槽内の見廻り、ご苦労様です。
「おめでとー。」トドのヨネタロー君です。まだ眠かったかな?
宮島水族館も、グランドオープン後、2回目の
お正月を迎えることができました。
本年も宮島水族館をよろしくおねがいします。
STAFF A
2012.12.18 カテゴリー:生きものダイアリー
いよいよクリスマスが近づいてきましたね。
実は宮島水族館では、「期間限定 クリスマスライブ」と称して、
アシカライブを行なっています。
ジャンプは得意です
今まで秘密練習していた種目を披露して、より一層楽しめる内容にしました。
また、今回から本格デビューする2歳のオタリアも出てきます。
このオタリアがまた、キョロキョロしながら小さい体を動かして精一杯頑張っています。
逆立ちもできるようになりました
当館は季節ごとにライブを変えています。このライブも25日で終了します。
是非ご家族、カップル、お友達で見に来て下さいね。クリスマスは宮島水族館で決まり!!
STAFF I
2012.11.30 カテゴリー:生きものダイアリー
みなさん、お魚のクリーニング屋さんを知っていますか?
以前ブログの「隠れキャラ」で紹介したヒゲダイに変わり、
ハナミノカサゴ水槽へ小さなゴンズイたちが仲間入りしました。
ゴンズイの幼魚には、他の魚たちの体をきれいにクリーニングする習性があります。
クリーニングといっても実は体表に付いた寄生虫などを食べているのです。
時には体表だけではなく、鰓の中までクリーニングしている姿を見ることが出来ます。
お魚クリーニング屋さんは体の隅々までしっかりとクリーニングしてくれます
病気を予防する働きがあるので、クリーニングされる側が
襲わないことは分かってはいるのですが、時にはヒヤッとする一面も…。
まだゴンズイとハナミノカサゴは顔を合わせたばかりなので、
クリーニングの様子をあまり見ることはできませんが、
隣のトラウツボとアカシマシラヒゲエビの水槽では、頻繁に見る事ができます。
トラウツボも気持ちいいのか、ぽか〜んと口を開けたままされるがまま
ウツボたちが口を大きく開けている時、その中に入ってしまうんです。食べられてしまうかも!?
でも、大丈夫。ウツボたちは口の中までクリーニングしてもらえる事を知っているので、
食べちゃうということはないんです!エビたちが近くに来ると口を開けたままウェルカム状態、
ちょっぴり間抜けでリラックスした顔も見て来てくださいね♪
STAFF N
2012.11.21 カテゴリー:生きものダイアリー
ちょっと不思議な生物・「フジツボ」について,定期的に紹介しています。
さて,フジツボのお腹はどうなっているのでしょうか。
我々,ヒトと同じように消化器官は,食道,胃,腸があります。
腸の横断面を見ますと,円形ですがひだ(襞)を作って表面を凸凹にして,
腸内容物(食べた餌生物)との接触面積を拡げようとしています。
腸の断面です。びっしりとひだがあるのが見えますね
単純な円形より何倍もの接触面積をもつようになっています。
接触面積が広いほど,食物を吸収できるからです。
館長
2012.11.04 カテゴリー:生きものダイアリー
宮島水族館にトドのヨネタローがコマチのお婿さんとしてやってきて約半年。
すっかり仲良くなりました
発情時期も終わり、子供が欲しいところ!
なんと!!ここ最近コマチが太り始めたんです!スナメリのニコとコハルも妊娠が確認されたので、
もしかして…と思いエコー検査を実施。
じっとしててね
その結果…
おなかの脂肪があつすぎて音波が届かず。
そういえば、去年のこの時期も、同じように太ってましたが空振りでした・・・
食欲の秋なので、赤ちゃんがいるのか、ただの「おデブちゃん」なのか、わからずじまいでした。
妊娠は、微妙なところですが、迫力満点のヨネタローとおデブちゃんのコマチに会いに来てくださいね。
STAFF Y
2012.10.30 カテゴリー:生きものダイアリー
こんにちは。
最近は秋も深まり寒くなってきましたね。
そんな10月後半、ある動物の誕生日がありました☆
どの子かと言うと・・・
コツメカワウソの「アラタ」くんです!
昨年の10月27日宮島水族館がリニューアルオープンをむかえ、
はじめて産まれたベビーだったんですよ♪
1年前はこんなに小さかったのに
今ではこんなに大きくなってプールの中で元気よく遊びまわってます。
飼育員・お客様みんなに見守られているアラタくん、これからも元気いっぱい育ってね!
STAFF K
2012.10.21 カテゴリー:生きものダイアリー
こんにちは。
今回はコツメカワウソのマメゾウの紹介です。
マメゾウは、今年で11歳のおじいちゃんカワウソです
土日・祝日のカワウソプレイタイムで皆さん、会うことができます。
あと、たまにですが館内をお散歩中にばったり!なんてこともあるかもしれませんね。
では、ここで3択クイズです!
マメゾウの体重は約何キロでしょう?
A 約3キロ
B 約5キロ
C 約10キロ
正解は
A 約3キロ でした!
この体重測定ですが、測るのはマメゾウだけではありません。
宮島水族館のカワウソたちは、毎朝欠かさずに体重測定を行っています。
皆さんが普段見られている、カワウソ展示水槽にいる3頭にも行っているんですが、
気まぐれなカワウソたち、ハカリを警戒したり、なかなかハカリに乗ってくれなかったり、
ごそごそと動いたりして、ちゃんと測るのは、結構大変なんです。
飼育員はカワウソ水槽にハカリを持って入る練習からはじめます。
朝一で水族館へこられたら、まずはカワウソ水槽を覗いててみてください。
みなさんも一緒に体重を測りましょう!!
STAFF K
2012.10.15 カテゴリー:生きものダイアリー
宮島水族館にある魚類の展示水槽は60槽あります。それぞれ魚たちの入っている水槽と、
その魚たちの種名など簡単な説明が書いてある魚名板がセットになっているんですよ。
しかし時には魚名板に入っていない隠れキャラとなる魚が潜んでいることがあるんです!
まぁ、「隠れ」キャラとはいってもそのほとんどは水槽の中を堂々と泳いでいるので、
簡単に見つけられると思いますよ★
今回は少しだけ紹介したいと思います。
さぁ、ケヤリムシ水槽の隠れキャラはこの魚!コブダイの幼魚です!
宮島に周辺のアマモ場にも生息しています。
ゆったり水槽で生活をしているオスの成魚は、頭にコブが張り出ていてガッシリした体型なのに、
幼魚はこんなに可愛らしい姿をしているんです。
また、ゆったり水槽には髭をはやしたかのような魚がいます。
名前はヒゲダイ!そのまんまですね。
あごひげが立派です!!
このヒゲダイに似た魚でひげの無い、まさに髭剃りをした後のような魚もいるんです。その名もヒゲソリダイ!そのまんまですね。
まだまだ隠れキャラはたくさんいます。皆さんもお気に入りの隠れキャラを探して、名前が分からなかったらスタッフに聞いてください!
STAFF N
※紹介している生物は、都合により展示していない場合がありますのでご了承ください。
2012.10.11 カテゴリー:生きものダイアリー
今メディアでは某人気アイドルやワイルドさを売りにしている芸人さんがどの番組にも引っ張りだこだが、
ここ宮島にはアイドルの素質とワイルドさのどちらも兼ね揃えたつわものがいる。略してワイドル…
見る者を釘付けにする可愛い瞳。
宮島のワイドルは人々を惹きつける術を知っている。いや自分の可愛さを
知っているといったほうが正しいかも。まさしくアイドル。
のどが渇いた…そんな時、水は直接飲んじゃうゼ♪
これが癖になる楽しさ♪ワイルド〜♪
宮島の小さなワイドル、その名は『アラタ』。遊び盛りのアラタ君にきっと誰もが魅了されること間違いなし。
STAFF M
2012.10.03 カテゴリー:生きものダイアリー
心で冷や汗をかき、顔で余裕を演じた日
総括業務責任者/御薬袋 聡(みない・さとし)
TVCMなんて、これまで一度も出たこともなく、もちろんオーディションも初めての経験。それで、いざオーディションを受けるというときになって、海獣類担当の女性3人がその場に居合わせて、そこで歌やポーズを披露しないといけなくなり、かなり恥ずかしくて冷や汗をかきました。彼女たちは普段、アシカライブをやっていて人前で何かをするのは慣れているはず。そんな彼女たちを前に、私は「こんなの余裕だよ」と言ってしまった手前、本当は緊張していたのを悟られないようにするのが大変でした。
冷や汗のオーディションとなりましたが、出演が決まり素直に嬉しかったです。私がTVCMで撮影したのは、まるで水槽の中で魚と一緒にいるようなシーンが撮影できるという「PHOTOコーナー」。ここは、子どもたちでも写真の中にちゃんと収まるようにと、水槽を低めに設置しています。私は背が高いので、撮影の間中、中腰になっていないといけなかったのが大変でした。3日間くらい足が筋肉痛になりましたから。しかも、撮影は閉館後だったため、クーラーも切れていて汗びっしょりになりました。
そんな奮闘の甲斐あって完成したTVCMを、本当にいろんな方が見ていてくださったんです。いつも、水族館の備品等を買いに行くスーパーでも店員さんに声をかけられたり、子どものお友達のお父さんに声をかけられたりと、なんだか嬉しかったですね。
宮島水族館はグランドオープンから1年が経ちました。旧宮島水族館から受け継いだ飼育技術もあり、ここで生まれた生き物たちがだんだん増えてきています。また、宮島水族館の新しい目玉でもあるタチウオは飼育員が一緒に海で漁師さんと捕獲してきたもの。展示している生き物たちそれぞれのストーリーに思いを馳せながら見ていただけると、また違った印象を持っていただけると思います。
筋肉痛の先に感じた達成感
魚類・海獣副責任者/山田 康幸(やまだ・やすゆき)
宮島水族館のTVCMでは、私と御薬袋さんがPHOTOコーナーでポーズをとるというシーンが最後の撮影でした。CM制作のスタッフの方たちは朝早くから撮影を開始され、かなりの長丁場で疲れもピークだったと思うのですが、さすがプロですね。不慣れでなかなか思い通りにできない私たちに「笑顔がいいですね」とか「今の感じ、良かったです」と声をかけ、すごくやる気を起こさせるようないい雰囲気にしてくださいました。撮影では、御薬袋さんと一緒に水槽の向こう側からニョキッと現れ、まるごとのポーズをとるのですが、中腰のまま二人の高さを合わせないといけないのが大変でした。リテイクが重なり、足の筋肉は悲鳴を上げていましたが、「制作スタッフさんたちの期待に応えなければ!」 と頑張ったので、撮影が終わったころには、膝はガクガク。CMを撮り終えた後、写真撮影もあったのですが、そのときはもう中腰のポーズをとることができず、イスを用意していただきました。その楽だったこと! 「もう少し早く出してよ!!」と思いましたよ。(笑)
完成したCMは、宮島水族館のホームページで見たのですが、みんなで一緒に頑張って作り上げたものが、一つの形になっていて達成感を感じましたね。何より、雰囲気がよくて嬉しかったです。私は宮島の島内に住んでいるのですが、普段、話したことのない人から「CMに出てたね」と声をかけられ、それがきっかけで話が出来るようになったことに感謝しています。そして、撮影の現場で会った制作の方たちのプロ根性を見習って、みんなが気持ちよく仕事できるよう努めていきたいと思っています。
私は魚類と海獣類全般を担当していますが、企画展やイベントの提案、実施もしています。11月9日からスタートする企画展では、秋の宮島ならではの紅葉狩りをテーマに、“海の中のモミジ”に例えたヒトデを展示したり、一枚の紙から立体感のあるヒトデを作る折り紙体験コーナーを設ける予定です。もちろん参加は無料です。見て、作って、楽しめる企画展ですので、どうぞ皆様お越しください。
「笑顔で演技していますが、足はパンパンになっていました」(御薬袋さん・左側)
「妻からは、『映りいいやん!』とほめられました」(山田さん・右側)