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水族館だより

新春ヘビー水族館

2013.01.17 カテゴリー:水族館のお仕事

ただ今みやじマリンでは、毎年恒例の干支展 2013年の今年は“新春ヘビー水族館”を開催しています。

 展示入口
赤いヘビたちがお迎えする企画展示室では、8種100点を展示し、海水3水槽、淡水3水槽、ヘビグッズ1水槽の合計7水槽を設置しています。
 

おおへびがい
海水の生物では、宮島の海に住んでいるヘビーな貝も紹介しています。
 ヘビのようにとぐろを巻いているオオヘビガイは、岩の上にくっついて生活しています。死んたオオヘビガイの貝殻には、小さな魚が住みついています(左の殻にご注目!)。

田うなぎ
淡水の生物では、ヘビーなウナギ?も紹介しています。
別名「カワヘビ」と呼ばれるタウナギは、魚なのにヒレが見られず、姿かたちは完全にヘビにしか見えません。田んぼのウナギと名づけられてますが、ウナギとは遠い関係になります。
 
蛇グッズ
ヘビグッズは、沖縄の楽器“三線”からハブ酒まで、様々なものを展示しています。各グッズの説明や、動くグッズの様子などは横のモニターにて解説しています。

 
新春ヘビーな水族館展は1月31日まで開催しており、この機会を逃すと12年待たなくてはなりません。ぜひ、みやじマリンへにょろにょろ遊びに来てください。

STAFF O



見てます!見てます!

2013.01.14 カテゴリー:水族館のお仕事

宮島水族館では、ある時間帯になると「ジーッ」と見つめてくる動物がいるんです!

それは水族館のアイドル、トド☆

ヨネタロー
ヨネタローの大きな顔を間近でご覧いただけます

16時30分のトドお食事タイム後、トドたちがアクリル越しに見つめてきます。

どうですか?かわいいでしょ?

最初はオスのヨネタローだけでしたが、最近ではコマチも見つめてくるように!


ヨネコマ
トド夫婦とにらめっこ

この閉館間際に、1番トドたちが見つめてくる確立が高いので、
是非この時間帯にトドプールを覗いてみて下さいね♪

STAFF Y 



海の紅葉狩り〜last mission〜

2012.12.21 カテゴリー:水族館のお仕事

先月末まで開催していた企画展「大すき!ヒトデ展」ですが、
みなさんのおかげでこんなにたくさんのヒトデが飾られました!!

企画展はヒトデを海のモミジと見立て、スタッフがモミジハンターとなり採集し、
紹介するというミッションをおこなうものでした。
そのミッションはなんとか成功できたのですが、
やはり紅葉狩りはモミジがたくさんあったほうがいいですよね?
そこで、来場された方々にヒトデの折り紙を折ってもらい、
会場にたくさんの海のモミジを飾るラストミッションが発令されたんです!!
 ヒトデマン














ヒトデスーツもたくさん活躍しましたよ♪
 

最初は折り紙のヒトデも少なくかったですが、日に日にいろんなヒトデが増えていき、
最後には貼る場所もないくらいに壁一面埋め尽くされました!
みなさんのご協力のおかげで、海の紅葉狩りラストミッションも成功ですね!!

 飾られた折り紙に描かれたもので一番は顔が多かったようですが、
中には、宮島水族館へ来た記念、感想や生き物たちの似顔絵もあり、
毎日チェックするのが私の楽しみでした♪
そして宮島ならでは?でしょうか、願い事もいくつかありましたね!
受験合格や、家族の健康がありましたが、きっとみなさんが頑張ればヒトデたちが叶えてくれますよ!

 さぁ、そんな大人気だったヒトデ展は終わってしまいましたが、終わりがあれば始まりがありますよね?
…実は!!!!次の企画展が密かに始まっているんです!!只今スタッフが企画しているのは、
お正月の干支展です☆どんな内容かはまだ秘密ですが一生懸命制作していますので、乞うご期待!!
来年も是非みやじマリンへお越し下さいね!

STAFF N



動物たちの食卓

2012.11.12 カテゴリー:水族館のお仕事

秋の行楽シーズン、おかげさまで館内は連日大賑わいです!

遊びに来てくださったお客様から意外とよく聞かれるのが、餌に関する質問。

今日は動物達の餌がどのように宮島水族館にやってくるかを紹介します。

 冷凍アジ
実は、冷凍されて箱に入った状態の魚を使用しているんです!


意外でしたか?
 

これなら長期間の保存も可能ですし、冷凍することで魚に付いた寄生虫が死ぬので

動物達にも安心して餌を与えられ、一石二鳥という訳です。 

これを一度、水族館とは別のところにある大きな冷凍庫に保存しておいて、

約一か月ごとに水族館にある冷凍庫に運びます。

1箱が15Kg前後なので、手で一つひとつ運んでいたら時間がかかるし重い…ということで

編み出されたのがこの方法。

 

餌搬入
小さなローラーが沢山付いたこの道具を使って、流れ作業で一気にトラックから冷凍庫に移し変えます。

 冷凍庫
作業が終わった後の冷凍庫は、餌の入った箱でいっぱいです。

ちなみにこの中の温度はマイナス30度!

移し変え作業では、冷凍庫の中のスタッフは、体の芯まで凍えてしまいますが、良質な餌を動物たちに

与えるためには、ガマンなのです。


STAFF H



飼育員の基本

2012.10.18 カテゴリー:水族館のお仕事

みなさん、こんにちは。季節はすっかり秋。すごしやすい季節となりました。

秋といえば、「スポーツの秋」・「読書の秋」・「食欲の秋」といろんな秋がありますが、

宮島水族館の動物達はもちろん「食欲の秋」。

その中でもトドのヨネタローは宮島水族館一の大食いです。量にすると約30kg。

水族館で一番大きい水槽の魚達が1日に食べる量より多いのです。

それだけ食べると当然出てくる量も驚きです。そしてなによりも掃除をするのが大変です。

他の水槽は、動物がいても潜水して掃除が出来ますが、トドとなると危険が伴う恐れがあります。 

通常、トドプールを潜水掃除するときはトドを飼育舎(動物の部屋)に入れて,

出てこれないようにしてから掃除をするのですが、これをするとお客様からまったく動物が

見られない状態になってしまいます。

そこで、普段は陸から柄の長いモップなどを使って掃除をしています。

その様子がこちら↓↓↓

 上から清掃
長柄のブラシに興味津々。邪魔しないでね!

清掃前
掃除をする前。

 清掃後
掃除をした後。こんなにきれいになりました。 

時々、邪魔をしてくるトドの様子も観察してみてください。

 

Staff  O

 

 



さかなクンの置き土産

2012.10.02 カテゴリー:水族館のお仕事

宮島水族館グランドオープンから1年を迎えた今年81日(水)、宮島水族館では開業1周年記念イベントを開催しました。
この日は、昨年のグランドオープンと同様に「さかなクン」が一日名誉館長を務め、イベントを盛り上げてくれました。
そのとき、さかなクンが着用されていた白衣に、なんと、さかなクン自らイラストを描き、宮島水族館にプレゼント! カラフルな色使いの海の生きものがたくさん描かれ、メッセージも添えられています。
実はこのイラスト、さかなクンがイベントの合間の休憩中に少しずつ描いてくださっていたもので、イベントが終わったと同時にイラストが完成していて、私たち宮島水族館のスタッフ一同、大感激しました。

gyo1 gyo2
前にも後ろにも、素敵なイラストをたくさん描いていただきました。

また、昨年のグランドオープンのとき、そして今回の開業1周年記念イベントで、色紙にさかなクンオリジナルの素敵な絵を描いていただき、宮島水族館にプレゼントしていただきました。

gyo3 gyo4 gyo5

gyo6
色紙のイラストも、それぞれ見応えあります。

いずれも、2階の「みやじマリンキッチン」付近の廊下に展示し、間近で見ていただけるように設置しています。でも、手を触れたりしないでくださいね。みんなの宝物ですから、大切に展示していきたいと思っています。

さかなクン、どうもありがとうございました



《施設管理担当》三本 亜樹

施設1

水族館には水槽を健全に維持するためのポンプやボイラー、ろ過装置などさまざまな設備機器がありますが、施設管理は水槽の温度や水質など、水族館の生き物たちが暮らす環境を24時間365日監視し、不具合があれば瞬時に対応するのが主な仕事です。温度や水質は飼育員さんからの指示で設定するのですが、季節によっても設定は変わっていきます。一応、管理室に設置しているパソコンで数値を設定できるようになっていますが、設定通りにならないこともあります。そんなときは、すぐ現場へ。例えば、温度を下げたいのに上がってしまったときは、バックヤードの流水バルブを回して、マニュアルで調整。また、設備に何かトラブルが発生したときは、管理室に警報が鳴るシステムになっているので、現場に急行して対応します。宮島水族館独自のシステムとして、もし私たちスタッフが管理室にいなかったとしても、携帯電話のアラームでどこにいても知らせるようになっているんです。生き物が相手ですから、とにかくスピーディーな対応が求められます。

施設2

また、設備を動かすための部品は何十万とあります。それぞれの部品には「くせ」があり、その調整は何度かやってみないとなかなかつかめません。また、新品の部品でも、時間が経って劣化が始まると、また調整は微妙に違ってくるわけです。

宮島水族館は昨年のグランドオープンから1年。ようやく、水族館内の設備が把握できてきたように思います。私たち施設管理のスタッフは、表に出る仕事ではないのですが、水族館の生き物たちが快適に暮らせるよう、また、生き物たちの元気な姿を見ていただくために、縁の下の力持ち的な役割で、宮島水族館を支えていきたいと思っています。



ドルフィン?ドルフィン。

2012.08.01 カテゴリー:水族館のお仕事

宮島水族館にも、「ドルフィン」がいます。
といっても、スナメリのことではありません。

シイラ1
表層を泳いでいるので、ゆったり水槽の2階部分で見ることができます。

英名が「ドルフィンフィッシュ」。和名は「シイラ」といいます。
見た目では、イルカとはまったく似ていませんが、イルカと同じように船に近づいて、
並泳する習性があることから、
この英名がついたそうです。
シイラは、最大で2m近くになり、体色も銀色からエメラルドグリーンまで、
さまざまに変化します。「レインボーフィッシュ」の異名を持つ、
美しく見ごたえのある魚です。

現時点では、体長40cmくらいですが、将来が楽しみですね。

STAFF A



無事成功

2012.08.01 カテゴリー:水族館のお仕事

宮島水族館は8月1日で無事にリニューアルオープン一周年を迎えました。
本当に多くのお客様と一緒にお祝いが出来て、スタッフ一同嬉しく思っています。
今回アシカライブをご覧になる事ができた方はラッキー!!
なぜなら1日限定の特別バージョンだったからです。
ライブスタンド
お客様が観覧席最上段から投げた輪を、見事にキャッチ!

アシカジャンプ
スピード感あふれるジャンプ!

アシカジャンプ2
最後は大ジャンプ!

この日の為にアシカもスタッフも限られた時間の中で頑張ってきました。
でも、皆さんの笑顔を見て頑張って良かったと改めて感じました。
一周年で満足するのではなく、10年、20年と皆様方と楽しい思い出を
一緒に作って行きたいと思っています。
また、日々成長し続けている動物たちに逢いに来て下さいね。
本日遊びに来て下さった皆様、ありがとうございました。
今後も動物達と一緒に色々な事に挑戦して頑張っていきます。
今後もよろしくお願い致します。

STAFF I



《宮島水族館ミュージアムショップ》 中嶋 将史

ショップ中嶋

宮島水族館内にオリジナルグッズを販売する「宮島水族館ミュージアムショップ」がオープンして間もなく1年。本当にあっという間の1年だったなと思います。オープンしてからも多くのお客様でにぎわい、10月の終わりごろまでは毎日が大盛況という状態が続きました。その後も連休や冬休み、春休みなどでたくさんの方にお越しいただきましたが、特に多かったのが今年のゴールデンウィークでした。2日間続けて1万人以上の来館者があり、ショップも大混雑でした。でも、その大変さを乗り越えたことは、私たちスタッフの結束を強くしてくれました。今ではスタッフ同士、言葉がなくてもアイコンタクトでコミュニケーションがとれるまでに成長できました。そうした日々の積み重ねは、これからのショップのスムーズな運営につながっていくのではないかと思っています。

ショップでの仕事は、主にレジ対応や商品の品出し・整理・検品などです。オープンする前は、1000アイテム以上ある商品のプライスカードを作ったり、配置したりして、商品を販売するための準備を整えていました。また、他県の水族館や博物館で実際に接客応対など実践研修もさせていただきました。オープンの日は忙しさに加え、販売という仕事が初めての経験ということもあって、周りのスタッフについていくことで精一杯だったように思いますね。

もうすぐ宮島水族館はグランドオープンから1年となり、商品アイテムもお客様の声から生まれたものなど、少しずつ変化しています。また夏休みが始まると毎日忙しくなりますが、これまでの経験を生かして、お客様をお待たせせず、商品も見やすく陳列して、宮島水族館のお土産選びを楽しんでいただけるよう、心強いスタッフとともに頑張っていきたいと思っています。



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