動物たちの食卓
2012.11.12 カテゴリー:水族館のお仕事
秋の行楽シーズン、おかげさまで館内は連日大賑わいです!
遊びに来てくださったお客様から意外とよく聞かれるのが、餌に関する質問。
今日は動物達の餌がどのように宮島水族館にやってくるかを紹介します。
実は、冷凍されて箱に入った状態の魚を使用しているんです!
意外でしたか?
これなら長期間の保存も可能ですし、冷凍することで魚に付いた寄生虫が死ぬので
動物達にも安心して餌を与えられ、一石二鳥という訳です。
これを一度、水族館とは別のところにある大きな冷凍庫に保存しておいて、
約一か月ごとに水族館にある冷凍庫に運びます。
1箱が15Kg前後なので、手で一つひとつ運んでいたら時間がかかるし重い…ということで
編み出されたのがこの方法。
小さなローラーが沢山付いたこの道具を使って、流れ作業で一気にトラックから冷凍庫に移し変えます。
作業が終わった後の冷凍庫は、餌の入った箱でいっぱいです。
ちなみにこの中の温度はマイナス30度!
移し変え作業では、冷凍庫の中のスタッフは、体の芯まで凍えてしまいますが、良質な餌を動物たちに
与えるためには、ガマンなのです。
STAFF H