2011.10.18 カテゴリー:水族館のお仕事
水槽の掃除やエサやりなど、何かと水槽に潜る必要がある飼育員。
管理された水槽の中といっても、潜水は常に危険と隣り合わせであることは間違いありません。
そこで宮島水族館では、安全に仕事をこなすために独自の基準による「潜水試験」を定期的に行っています。
飼育員はこの試験に合格しないと水中での作業をしてはいけないのです。
試験はいつも宮島水族館でいちばん大きな「ゆったり水槽」で行っています。
フィン(足ひれ)、ウエイト(浮力を抑えるための重し)、空気ボンベを水底に沈めておいて、素潜りで潜って水中で装着するという内容。
潜水試験スタート。見守る方も緊張します。
酸素ボンベもつけて、着々と課題をクリア。
すべて装着完了! 余裕のポーズが出ました。
現在、宮島水族館の飼育スタッフは20人ほどですが、もし全員がこの「潜水試験」に合格したらそれだけ戦力が増えるので、作業の効率がアップします。
お客さまに、より快適に水族館で過ごしていただくため、全員合格をめざして私たちの訓練は続きます。