2013.11.16 カテゴリー:えとSETOら
現在、宮島水族館では、ラムサール条約登録湿地1周年記念特別企画展「ミヤジマトンボのキセキ」を好評開催中です。
今日まで、多くの方に企画展をご覧いただいており、ミヤジマトンボキャラクターのトンキーとアッキーも喜んでいます!
ここで会場の様子を少しご紹介いたします。
実物標本やパネルでわかりやすく紹介しています
宮島水族館で飼育しているミヤジマトンボの幼虫(ヤゴ)の生体展示もあります
こちらはミヤジマトンボキャラクターのトンキーとアッキーのクラフト体験コーナー
上手に作れたよ〜☆
真剣な表情。あともう少しで完成です!
オスの巨大オブジェと写真撮影。実物の20倍の大きさなんです!
ミュージアムショップではミヤジマトンボキャラクターのオリジナルグッズも販売中です。
ご来場の記念にいかがでしょうか(^^)
また、11月23日(土・祝)、24日(日)には、広島市昆虫館学芸員の坂本 充氏を講師にお迎えし、特別講演「ミヤジマトンボの話〜宮島に生き残ったわけ〜」を開催します。
私たちの仲間であるミヤジマトンボについて、より関心を持っていただき、身近に感じていただく機会になればと思っています。
企画展とあわせて、ぜひご参加ください。
ラムサール条約登録湿地1周年記念特別企画展「ミヤジマトンボのキセキ」
期間 11月1日(金)〜12月5日(木)
場所 宮島水族館1階 企画展示室
日時 11月23日(土・祝)、24日(日)13:30−14:30
場所 宮島水族館1階 レクチャールーム
定員 各日40名
※開演の1時間前より、レクチャールームで整理券を配布します。
※宮島水族館の入館料でご参加いただけます。
2013.10.02 カテゴリー:えとSETOら
こんにちは。
皆さんは、カンボジアと言えば何を想像しますか?すぐ頭に浮かぶのは、
有名な世界遺産アンコール・ワットだと思います。
今秋、みやじマリンでは、世界遺産とラムサール条約湿地つながりで、
『カンボジアの水辺』というテーマの企画展を10月14日まで開催しています。
今回の企画展に際し、職員がカンボジアに1週間滞在して展示の準備に取り組みました。
その際、現地で暮らす日本人の淡水魚研究者に同行してもらい、トンレサップ湖やメコン川などで
生物の採集や市場での水揚げされた魚の調査などを行いました。
日本では見られない種がたくさんいます
職員が直接捕獲してきたものではありませんが、企画展ではアジアアロワナをはじめ、
職員が現地で見たり、食べたりした魚など20種約150個体を展示しています。
また日本でいう味噌や醤油にあたるカンボジアの人々には欠かせない調味料“プラホック”も展示しており、
この独特な匂いを、普段水族館では使わない嗅覚を使って体感もしていただけます。
秋の1日、カンボジアの自然に思いを馳せてみませんか。
宮島水族館館長 塚本 博一
2013.09.27 カテゴリー:えとSETOら
毎日良いお天気が続きますね!
今日も空は青く、気持ち良い風も吹いています。
青い空、青い海、その間を進むフェリー。のどかです〜。
日差しはあるけど、カラッとしていて爽やかなこの時期。おすすめの場所が屋上広場です。
ベンチとパラソルが置いてあり、ひとやすみしていただくのにピッタリです!
みやじマリンキッチンでテイクアウトしたものを、こちらでお召し上がりいただくこともできるんですよ♪
のんびりひとやすみ中♪
そばには ペンギンプールやトドプールがありますので、生きものを近くに感じながら休憩することができます。
(食べ物は絶対に与えないでくださいね〜)
もしかしたら、こんなペンギンさんに遭遇するかもしれません☆
ペンギンさんが見詰めているのは、トドプール!写真手前側のプールからジャンプして登ったみたいです!(^^)!
2013.09.09 カテゴリー:えとSETOら
8月25日(日)、宮島水族館に、さかなクンが一日名誉館長として来てくださり、大人も子供も楽しめる大人気のおさかな講座が開催されました。
朝からあいにくの雨模様でしたが、たくさんのお客様にご参加いただきました。
この日の模様を少し紹介させていただきます。
ライブプールはお客様でいっぱいです!
さかなクンの登場に歓声があがりました
まずは、宮島水族館塚本館長より、さかなクンに一日名誉館長の委嘱状が交付されました。
委嘱状を受け取るさかなクン
さかなクンがイラストを描きながら、海の生きものの生態について、楽しく、わかりやすく紹介する講座で、昨年も大人気でした。
講座では、さかなクンが描いているのが何のおさかなか、会場の皆さんにクイズが出され、正解すると、なんと、さかなクンが描いたイラストをプレゼントしてくれます!
さかなクンが描き始めると、元気よく会場の手があがります!
説明をしながら、どんどん描いていくさかなクン
タチウオが完成しました
右と左、両方ともサクラダイですが・・・
オスとメスで色や大きさが違うため、昔は別のおさかなだと思われていたそうです
このおさかなは少し難しいですが・・・
希少淡水魚のオヤニラミです
また、質問コーナーでは、さかなクンに、皆さんからの質問に答えていただきました。
カレイとヒラメの見分け方や
アンコウのエサの捕まえ方などを教えてくれました
おさかな講座は午前と午後で45分間ずつあり、どちらの回もさかなクンの素敵なイラストと楽しいお話で、あっという間の時間でした。
参加された皆さんには、きっと、以前にも増して、海や川の生きものへの興味をお持ちいただけるようになったと思います。
さて、この日、さかなクンには午後のおさかな講座の前に、宮島水族館のバックヤードにある温室の見学もしていただきました。
メモを取りながら、熱心に飼育員の説明を聞くさかなクン
オヤニラミの稚魚への、スポイトでのエサやりも体験してもらいました
そして、この日の最後に、さかなクンから、2周年記念の直筆のイラストが描かれた白衣をいただきました。
おめで「鯛」直筆イラスト入りです!
2階の「みやじマリンキッチン」付近の通路に飾ってあるので、水族館に遊びにこられた際は、皆さん、ぜひご覧くださいね。
さかなクン、一日名誉館長を務めていただき、また、楽しくてためになる、おさかな講座を開いてくださり、ありがとうございました!
2013.08.31 カテゴリー:えとSETOら
雛ペンギンたちもふ化して4ヶ月が経ちました。
小さかった雛たちもすっかり大人と同じ大きさに成長しました。
多くの雛たちは3ヶ月くらいで巣立ちをします。
ところが、4月に産まれたペンギンたちは8月になってもその気配がなく、
いつまでの親から餌をもらっています。
ほとんど親鳥と大きさが変わりませんが・・・
様子を伺っていると子離れも出来ていないようです。
プ ールで泳ぐわが子をプール際までお迎えにいく親、
お腹がすいたと鳴けばすぐに駆け寄る親、巣小屋の外でじっと帰りを待つ親・・・
親離れが先か、子離れが先か?
しかし、つい最近そのうちの1羽が飼育員の手から餌を食べる様になりました。
夜はまだ両親と一緒の巣小屋で眠り、ひそかに餌をねだっているようですが・・・
他の2羽がはやく飼育員から餌を食べるように皆さんも見守ってくださいね♪
STAFF U
夏休み自由研究おたすけ企画「カキ養殖のお話」を開催しました!
2013.08.24 カテゴリー:えとSETOら
夏休みの自由研究の手助けに!と企画した特別講座「カキ養殖のお話」〜おいしいカキができるまで〜を開催しました。
応募いただいた23名の皆さんがカキ養殖について学びました。大雨の中お越しいただきありがとうございました!
カキ養殖のお話を熱心に聴く参加者の皆さん
この講座では、大野瀬戸で実際にカキを育てている漁師さんがカキ養殖について講演します。この度お迎えした講師は、大野漁業協同組合「安芸の一粒会」の方々です。安芸の一粒会は、カキ漁師として全国で初めてシングルシードと呼ばれる手法を用いて全国有数のブランド牡蠣をつくりあげました。
参加者の皆さんは、普段接する事のない漁師さんの貴重なお話を熱心に聞いていました。講演の後は、海で採集したカキの幼生を顕微鏡で観察です。
ちょこまかと動き回る カキの幼生を見つけ、スケッチしました。動きが早いので少し難しかったですね。
カキの幼生を見つけた時は、うれしいです
カキの養殖は、この幼生達をホタテの殻に付着させる事から始まります。ホタテの殻を連ねたものを採苗連と言い、いわゆるカキのおうちとなります。次は、実際に採苗連を作ってみました。
針金にホタテの殻を通して作ります。上手にできたかな。
毎年6月頃からこの採苗連を海に浸けてカキの幼生を付着させます。カキの幼生が付きやすい海域は毎年変わるそうです。
カキ養殖はこの採苗連に付いたカキを大事に育てるのです。
採苗連の説明をする島田さん
安芸の一粒会が生産する一粒カキは、採苗連に複数カキを付着させる方法ではなく、カキの幼生が一つしか付着できないくらい小さな基盤(ホタテをすりつぶして粉にしたもの)で成長させます。なので一粒カキなんです。
これが、一粒カキの子供。かわいいね。
色々なカキの養殖の秘密がわかって充実した一日になりました。ぜひみなさん自由研究でお友達や周りの人達に広島特産のカキについて教えてあげて下さいね。
本日参加の皆さん、安芸の一粒会の皆さん本当にお疲れさまでした。
STAFF O
2013.08.07 カテゴリー:えとSETOら
暑い日が続いておりますがみなさんお元気ですか?
きっと涼を求めて水族館に来られる方も多いかと思います・・・
来ていただけますよね??(笑)
さて、8月1日で宮島水族館はリニューアルして2周年を迎えました。
それにのっかり私たち飼育員の制服もリニューアルしたんです!
それがこちら!
向かって右側が新しい制服です
涼しげなブルーのポロシャツ!これで皆様も視覚から涼しさを感じていただけるはず♪
バックプリントは・・・動物たちがある形をつくっています
これが何かわかりますか〜?ヒントは宮島を代表するお土産!
正解は嚴島神社やもみじ饅頭に並ぶ宮島の代表格、宮島杓子です!
夏も後半!衣替えをして心機一転!ここからも動物達と一緒に、
暑さに負けずに頑張りますよ〜!!
STAFF Y
2013.08.02 カテゴリー:えとSETOら
宮島水族館は8月1日に、おかげさまでグランドオープンより2周年を迎えました。
この日はバースデースペシャルイベントとして、10時から記念のセレモニーがあり、4月18日に生まれたゴマフアザラシの赤ちゃんの命名式や、1日こども館長の委嘱式を行いました。
記念の1日の様子を写真でご報告いたします!
ゴマフアザラシの赤ちゃんの名前は、「フウ」に決定しました!
名付け親の椋田夏葵(むくだ なつき)さんに、認定証と記念品が授与されました。
続いて、1日子ども館長の委嘱式です。
1日こども館長の宮郷良太くん(みやざと りょうた)くん、京極清華(きょうごく さやか)さんには、いろいろな体験をしてもらいます!
セレモニーの後、塚本博一館長と名付け親の夏葵さんには、レクチャールームにて報道関係の方々から囲み取材を受けていただきました。
取材の後は、ひれあしプールに移動し、1日館長の良太くん、清華さんも一緒に、ゴマフアザラシの「フウ」ちゃんと対面しました。
夏葵さんのフウちゃんにさわった感想は・・・「ざらざらしていた」そうです!
1日子ども館長さん、次は1階のペンギンプールでの餌やり体験です。
ペンギンふれあいタイムでのタッチ後の消毒係もやってもらいました。
お昼ごはんは、みやじマリンキッチンのメニューです!
昼食後は、バックヤードを見学しました。
ここは、展示水槽の裏側です。良太くんも清華さんも、飼育員の説明に興味津々です。
最後は、館長室で記念撮影。 1日お疲れ様でした〜。
名付け親の椋田夏葵さん、一日子ども館長の宮郷良太君、京極清華さん、ありがとうございました!
そして、皆さまにも厚くお礼申し上げます。
宮島水族館では、ただいまセカンドアニバーサリーフェスタを開催中です!まだまだ楽しいイベントをご用意しておりますので、ぜひこの夏は遊びに来てくださいね!
今後とも、宮島水族館をご愛顧くださいますよう、よろしくお願いいたします。
2013.07.03 カテゴリー:えとSETOら
広島県デスティネーションキャンペーンの一環として、6月30日JR宮島口駅にて、あなご駅長の任命式が行われました。
なぜアナゴが駅長に?宮島といえば名物「あなごめし」が有名ですよね。アナゴは、宮島と縁の深い魚なんですよ。
あなご駅長の愛称は「ぬるっち」。後ろで覗いているのは駅員です。
あなご駅長の任務は宮島を訪れる世界中の方々に「愛」と「癒し」そして「笑顔」をご提供することです。さっそく、あなご駅長は、翌日7月1日から宮島水族館での勤務となり、カキいかだ水槽の近くでみなさんをお迎えしています。どうぞみなさん、あなご駅長の「ぬるっち」に会いに来てくださいね。
「ぬるっち」のプロフィール
本名:マアナゴ(体の模様が、はかりの目盛に見えるので「ハカリメ」とも呼ばれる)出身:大野浦周辺
年齢:推定3才
したいこと:穴があったら入りたい
2013.06.14 カテゴリー:えとSETOら
子育て中のペンギンのお話3回目は、雛が孵化してから成長するまでについてです。
雛は42日で孵化(ふか)します。雛が卵の中からくちばしで殻を突きはじめると(はし打ちといいます)、親も殻の外側から突いて、出てくる手助けをします。左がお母さん。右がお父さん。 子育て中です。
孵化したばかりの雛の重さは約90グラムです。茶色の産毛におおわれ、高い声でピーピーと鳴きます。
雛は、親鳥の口の中に直接頭を突っ込んで、親鳥が食べて半分消化したものを、餌としてもらいます。
おなかすいたよ〜!ごはんちょうだいよ〜!
孵化して2か月程度で、茶色だった産毛が抜け始め、大人の羽に換わってきます。早いものであれば、このぐらいの時期に巣小屋から出てきます。
2か月すると親とほぼ同じ大きさになりますが、顔の周りと胸の前の模様が違います(黒い羽根がまだ生えてません)。
向かって左がこの春に生まれた雛です! すっかり大きくなりました。
右の成鳥と顔周りの模様が違います。わかるかな?
ペンギンの羽は毎年7月から8月に生え換わる(換羽といいます)ので、孵化した翌年の換羽の時期までは、このままの模様です。
右のペンギンは 換羽が始まって、ちょっとボサボサ。換羽の証、黒い地肌も見えてます。
メスに比べオスのほうが体が大きく、くちばしが太いという特徴がありますが、雄雌の違いは、換羽を終え一人前のフンボルトペンギンにならないとわかりません。
すっかり成長した雛を見に、皆さん、宮島水族館に遊びに来てくださいね!