ペンギン子育て中!Vol.3
2013.06.14 カテゴリー:えとSETOら
子育て中のペンギンのお話3回目は、雛が孵化してから成長するまでについてです。
雛は42日で孵化(ふか)します。雛が卵の中からくちばしで殻を突きはじめると(はし打ちといいます)、親も殻の外側から突いて、出てくる手助けをします。左がお母さん。右がお父さん。 子育て中です。
孵化したばかりの雛の重さは約90グラムです。茶色の産毛におおわれ、高い声でピーピーと鳴きます。
雛は、親鳥の口の中に直接頭を突っ込んで、親鳥が食べて半分消化したものを、餌としてもらいます。
おなかすいたよ〜!ごはんちょうだいよ〜!
孵化して2か月程度で、茶色だった産毛が抜け始め、大人の羽に換わってきます。早いものであれば、このぐらいの時期に巣小屋から出てきます。
2か月すると親とほぼ同じ大きさになりますが、顔の周りと胸の前の模様が違います(黒い羽根がまだ生えてません)。
向かって左がこの春に生まれた雛です! すっかり大きくなりました。
右の成鳥と顔周りの模様が違います。わかるかな?
ペンギンの羽は毎年7月から8月に生え換わる(換羽といいます)ので、孵化した翌年の換羽の時期までは、このままの模様です。
右のペンギンは 換羽が始まって、ちょっとボサボサ。換羽の証、黒い地肌も見えてます。
メスに比べオスのほうが体が大きく、くちばしが太いという特徴がありますが、雄雌の違いは、換羽を終え一人前のフンボルトペンギンにならないとわかりません。
すっかり成長した雛を見に、皆さん、宮島水族館に遊びに来てくださいね!