2018.10.29 カテゴリー:えとSETOら
全国のカワウソ飼育園館から58組のカワウソがエントリーし、WEB上で人気投票を行うイベント、
「第二回カワウソゥ選挙」の結果が発表されました。
当館からは、「かわいいおばあちゃん・ツバメ」がエントリーしていました。
気になるツバメの順位ですが・・・結果は11位でした。
惜しくも10位以内には入れませんでしたが、中国四国ブロックでは見事1位に輝きました。
賞状と盾をいただきました。
たくさんの応援をいただき、ありがとうございました。
ツバメも喜んでいると思います。
2018.08.07 カテゴリー:えとSETOら
宮島水族館のカエル展"ガマコレ"は8月16日まで。まだ見られていないお客様、ぜひお越しください。
今回ご紹介するのは、ヤマアカガエル Rana ornativentris です。
カエルといったら緑色を思い浮かべる人が多いと思いますが、
北海道から沖縄まで暮らす様々なアカガエルの仲間は、名前には赤とつくものの、褐色をしたカエルです。
水も空気も冷たい3月初旬、廿日市市山間部で一番初めに見られる卵がこのカエルのものです。
一晩のうちにたくさんの個体が水辺にやってきて、集団で産卵し、朝にはパッといなくなってしまいます。
"カエル=緑色"は万国共通のようで、たくさんあるカエルグッズも、やはり緑色をしたものが多いです。
この褐色のグッズは、ニューオリンズにて購入。ガマコレで展示するグッズの中で一番高価だったと思います。
2018.07.21 カテゴリー:えとSETOら
宮島水族館のカエル展"ガマコレ"、夏休み中盤8月16日まで開催しています。ぜひお越しください。
今回ご紹介するのは、カジカガエル Buergeria buergeri です。
渓流の石上にちょこんと乗って、美声を響かせる平べったいカエルです。
鳴き声が鹿に似ていることから、漢字で河鹿蛙と書く名前が付いています。
上手に吸盤を使って、アクリルにへばりついていることがありますが、そのときが見るチャンス!
突然ですが、カエルの指って何本なのか知ってますか? 正解は、前は4本、後は5本です。
けれどもグッズの指の本数は様々で、そこに注目してみると作り手さんの観察眼が分かります。
ただし、例外のカエルもいますので、グッズでもカエルの種類と指の本数を確認してくださいね。
2018.07.15 カテゴリー:えとSETOら
みなさん、もうガマコレは見ていただけましたでしょうか?
これまで全くカエルに興味が無かった方々が、カエルってこんなにかわいかったの!?って、
見方をかえていただけたら嬉しく思います。
さて、今回紹介するカエルは、オオハナサキガエルOdorrana supranarinaです。
文字通り、鼻先が尖った大きなカエルで、オスは体長7cm、メスは体長12cmにもなります。
繁殖期の10~3月には、チュッ、ピヨッという鳥のようなかわいい鳴き声を沢沿いで響かせます。
石垣島と西表島のみに分布しており、なかなか水族館でもお目にかかれないカエルです。
ツンととがったハナサキが見分けるポイントです
今回展示はしていませんが、コガタハナサキガエルOdorrana utsunomiyaorum というカエルも
同所的に生息しています。
名前の通り、オオハナサキガエルに似たカエルで、体が小さく、体長は5cmほどしかありません。
系統的に近い仲間が、小さな島に一緒に暮らすことは、生物学的には非常に珍しいことなのです。
小さいですが、同じようにハナサキがとがっています。
それでは、今回のカエルグッズの紹介です。
手前は沖縄で入手したカエルグッズ3点、奥は沖縄の版画家 儀間比呂志さんが描いた絵本です。
魅力的な固有種が多い沖縄で、この種だと分かる"うちなーカエルグッズ"には、まだ出会えていません。
絵本は勇壮な沖縄の綱引きを題材にしており、活き活きとしたカエルが擬人化されて描かれています。
2018.07.10 カテゴリー:えとSETOら
好評開催中のカエル展の「ガマコレ」。
今回ご紹介するのは、ニホンアマガエル Hyla japonicaです。
広島にいる緑色カエル3種のうち、鼻から耳にかけて黒いラインがあるのはアマガエルだけ!
このポイントでアマガエルを見分けてくださいね。
ガマコレではメキシコ、ドイツ、ペルーなどサッカーW杯で活躍した国々をはじめ、
20カ国もの選りすぐりカエルグッズを展示しています。
世界のカエルグッズでは、色合いが鮮やかな中米に暮らすアカメアマガエルのものを数多く作られています。
おそらく日本で一番知られているカエルグッズは、全身緑色ですのでアオガエルのようですね。
顔の黒い線に注目してグッズを見ると、意外にもアマガエルグッズは少ないようです。
そうそう、宮島のお土産屋さんや当館のショップには魅力的なカエルグッズが多くありますよ。
ぜひ旅の記念には、宮島で縁あって出会ったカエルを買ってケーローね。
2018.06.27 カテゴリー:えとSETOら
おかげさまで好評をいただいております、宮島水族館のカエル展 ガマコレ!
カエル好きのカエラーさんも、そうでない人も、気に入ったカエルを見つけていただき、
帰るときにはカエル好きになっていただけると嬉しく思います。
今回は、2種類のアオガエルをご紹介、まずはモリアオガエル Rhacophorus arboreusです。
両種とも卵を産む際、粘膜を後ろ足でコネコネかき回してメレンゲのような白い泡状の塊を作ります。
水槽からはメスを誘うオスの生の鳴き声が聞こえることもあり、今がまさにアオガエル達の繁殖期!
水槽の中でも泡状の卵塊を産みつけ、企画展では水族館生まれのオタマジャクシも展示しています。
もう1種は、前者より一回り小さなシュレーゲルアオガエルRhacophorus schlegeliiです。
同じ水槽に緑色のカエル2種は見分けにくいですが、簡単に見分けるには目の色に注目です。
黒目の周りがモリアオガエルはオレンジ色、シュレーゲルアオガエルは黄色です。
この電車もカエルグッズとして展示しています。 なぜ??って思われる人が多いのではないでしょうか?
下膨れの感じから、青ガエルという愛称で呼ばれていた、今はもう走っていない東急の電車です。
種明かし前にカエルに似てると思った人は、様々なものがカエルに見える立派なカエラーさん!
2018.06.19 カテゴリー:えとSETOら
カエル鳴く、この季節!
6月16日からカエルの企画展が始まり、グッズと生物あわせて500匹ものカエルが集合しました。
そこで、これからカエル好きのカエラー飼育員が、展示しているカエルやグッズを紹介していきます。
企画展示室に入ると、目に飛び込んでくる大きな水槽!
たくさんのかわいいカエルグッズに目をとらわれがちですが、水槽を隅々までよーく見てみると、
10匹のアズマヒキガエル Bufo japonicas formosus が暮らしています。
あまり大きくジャンプすることがないため、じっと観察するにはもってこいのカエル!
キラキラした大きな目、見れば見るほどカエルの魅力に気づかされます。
ヒキガエルは昔からガマガエルとも呼ばれ、ガマといえば茨城県の筑波山が有名です。
ここの名物ガマの油は、ヒキガエルが分泌する毒が原料の江戸時代から作られてきた傷薬です。
残念ながら現在売られている薬には、法律の関係でカエルの毒は含まれていないようです。
また企画展出口付近には、ヒキガエルと一緒に写真が撮れる特大ガマコレ看板がありますよ。
ぜひ一緒に写真を撮って、旅の思い出を持ち帰ってくださいね。
※「ガマコレ」は、入館料のみでご覧いただけます。
2017.05.21 カテゴリー:えとSETOら
去る4月23日(日)と5月13日(土)に干潟の観察会を開催しました。両日あわせて59名の参加者の皆様、大変お疲れ様でした!晴天に恵まれ、初夏のさわやかな風に吹かれながらの干潟の観察は、思い出深いものになったことと思います。参加者の皆さんはどんな生きものと出会えたのでしょうか。ダイジェストでお伝えします。
グループごとに生きものを観察します。(5/13 赤グループさん)
おおっつ!何か見つけた!!(4/23)
岩場では、カメノテやヒザラガイを見つけましたよ。干潟の観察会では、宮島水族館教育ボランティアの方々が干潟の生きものを解説しています。干潟が大好きな教育ボランティアのお話しは大変おもしろいんです。緑ベストに水色帽子が目印です。
アオガイを指に付けて「ハイ、ポーズ」(4/23)
大きなマテガイでしょっ!!!(5/13)
マテガイ、ピース(5/13)
アナジャコもいたよ!(4/23)
マテガイゲット!か~ち、か~ち、かっちかち(4/23)
皆さん楽しい1日になったでしょうか。これを機会に身近な干潟の生きものをもっと好きになっていただければ嬉しいです。
2017.05.13 カテゴリー:えとSETOら
4月28日(金)、宮島水族館開業50周年記念事業の一環として、年間パスポート会員様限定・
プレミアムフライデーイベント「みやじマリンクラブ」を開催しました。
この企画では、水族館の生きものたちについて、展示水槽の前で飼育担当者が解説を行います。
第1回のテーマは「スナメリの赤ちゃん」でした。飼育担当者が、このイベントでしか聞けない、
内緒の話をさせていただきました。
展示水槽前での解説終了後は、宮島水族館オリジナル缶バッジ作りが体験できる
ワークショップを行いました。
缶バッジ作成には少し力がいるので、小さなお子様は、保護者の方に手伝ってもらいながら、
バッジ作りを楽しんでいました。
お父さんと一緒に、よいしょっと。
可愛いバッジが完成!!
様々な色・デザインを選んで組み合わせます。
「みやじマリンクラブ」は、毎月最終金曜日(プレミアムフライデー)に開催します。
次回は、5月26日(金)16:00から、「ヤイトハタってなに?」として、宮島水族館最大の
水槽「いやしの海」の主、ヤイトハタと、そこで暮らす約70種類 1,200尾の魚たちに関する
お話をします。
年間パスポート会員様限定のイベントです!この機会にぜひご加入ください。
年間スケージュールなど、詳しくは公式ホームページをご確認ください。
2016.11.17 カテゴリー:えとSETOら
秋も深まり、宮島の紅葉も色づきを増しているこの頃。
水族館周辺でも鮮やかな色合いを魅せてくれていますが、
実は、水族館にも「モミジ」がいるのです。
それが、この「モミジガイ」。
「紅葉+貝」という名前ですが、ご覧のとおりヒトデの仲間です。...
この週末は宮島で、山と海の紅葉をご覧になってはいかがでしょうか。
ちょうど赤ちゃんの掌と同じくらいの大きさです
紅葉も見頃です。