カキイカダ水槽のニューフェイスを紹介します!
2014.06.30 カテゴリー:生きものダイアリー
瀬戸内海を代表するカキイカダ水槽にサケ科のサツキマスが仲間入りしました。
カキいかだの下を泳ぐサツキマス
実はサツキマスの故郷は川なのです。
小さい頃はアマゴと呼ばれ、中国山地から瀬戸内海へ注がれる小瀬川や太田川水系で生活します。
アマゴは、一生を川で過ごす陸封型と川を下り海で生活する降海型に分けられます。
陸封型のアマゴ
降海型のアマゴは、生後1年で海の生活に適応した体(銀化)になると海へと下りサツキマスと名前を変えるのです。
それから約1年間を海で過ごし、サツキの花が咲く4月〜6月頃に海から川へ戻ってきます。
長い旅を終えて川に帰って来たサツキマス
ふ化後約2年で成熟し、全長50cmにまで成長するものもいます。
宮島水族館では、「山から海へコーナー」で川で生活する姿を、「カキイカダ水槽」では海で生活する姿を観察することができます。
川で生まれ、海で暮らし、川に帰って来る彼らの姿をぜひ見に来て下さいね。