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水族館だより

柔軟性,魚でトップ?

2013.12.19 カテゴリー:生きものダイアリー

マダコの体の柔らかさについては,みなさんご存知でしょう。
水槽のガラスと蓋との狭い隙間を通り抜けて脱走するのはお茶の子さいさい。
水族館の飼育職員を困らせています。

ところが,マダコ級の体の柔らかい魚がいました。干潟のアマモに巻きついているのが,
オクヨウジという名の魚です。尾でアマモに巻きついて,それも二重に巻き付いて,
体を保定しています。
どうですか,このしなやかさ。名前のとおりヨウジウオの仲間。
と,言うことはタツノオトシゴの仲間です。
もちろん,タツノオトシゴと同様にメスが,オスのお腹の育児嚢(いくじのう)に,
卵を産み付けます。
魚界きってのしなやかさ。水族館2階の「海岸の生きもの」コーナーまで,
会いに来てください。

オクヨウジ
スマートさが分かりますか。この植物は,アマモです。オクヨウジの体高(幅)は数mmです

館長



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