天真爛漫の最強アイドル(コツメカワウソその1)
2011.10.04 カテゴリー:生きものダイアリー
コツメカワウソは、カワウソの中ではいちばん小さな種で、東南アジアに生息しています。
“コツメ”という名前が付いているように、ツメは爪楊枝の先くらいしかありません。
なんてったってアイドルですから
リニューアルオープンした宮島水族館の1階にあるカワウソ水槽は、コツメカワウソたちの日常生活を見せる水槽(生態展示水槽)と、飼育員と遊ぶ姿や身体能力を見せる水槽(行動展示水槽)に観覧通路を挟んで別れています。
2つの水槽は天井近くで透明なパイプでつながっており、頭上を歩き回る姿を見ることができます。
水槽をつなぐパイプを行ったり来たり
現在、この水槽では、3頭が仲良く暮らしています。この水槽でリーダー的な存在が、ナツメです。
存在感たっぷりな体型はオスに間違われがちですが、女の子です。
ナツメは旧宮島水族館のときに、二本足で立って、両手で餌をキャッチする姿が話題になって人気を集めていたんですよ。
ツバメは好奇心旺盛な、ナツメの妹です。水槽内の倒木をよじ登って、透明パイプを行き来しています。
ちなみに、ナツメとツバメは、旧宮島水族館で生まれました。
そして、お婿さんとして今年の2月に大阪の海遊館からやってきたのが、オスのイロハです。スマートな体つきと、抜群の運動神経で、水槽内を駆け回っています。
ほぼ生態展示水槽の中で過ごしています
新しい部屋にもすっかり慣れた様子のコツメカワウソたち。次は繁殖が楽しみです。