スナメリP1の死亡について(2017.8)
国内最高齢のスナメリ P1(ピ-ワン 推定39歳 メス)が平成29年8月20日死亡しました。
P1は、昭和57年5月13日から飼育を開始し、今年の春には飼育年数35年を迎えていました。
推定年齢39歳というのは、スナメリの国内最高年齢記録であることから、人間でいうと100歳以上になると考えられます。
これまでに5頭の子供を出産し、孫も3頭生まれました。スナメリの3世代繁殖は、P1が国内で初めての成功例です。
近年は、泳ぎがややゆっくりになるなど、高齢の影響が見られましたが、娘のコハル、孫のチハルと仲良く泳ぐ姿が人気となっていました。
P1(右上)とチハル
今年の8月初旬から食欲が減退し、元気がなくなってきたため、水族館スタッフ一同、懸命に回復を図っていましたが、
残念な結果となりました。死因については、現時点では老衰だと考えております。
当館のスナメリ飼育は、昭和55年から開始しました。P1の飼育歴は、ほぼ当館のスナメリ飼育の歴史と重なります。
P1はいなくなってしまいましたが、娘のコハルや孫のチハルが、歴史を引き継いでくれることを期待しています。
長い間、P1をかわいがっていただき、ありがとうございました。
2017/08/22